もしもジョジョのスタンドがひとつだけ使えるとしたら ~「欲しいスタンド論争」に決着をつけるブログ~

「もしもジョジョのスタンドがひとつだけ使えるとしたら、どのスタンドを選ぶのが良いか」を多方面から考察するブログです。

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「大柳賢(ジャンケン小僧)」の「ボーイ・Ⅱ・マン」

能力値

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能力

  • ジャンケンに勝利すると相手のスタンド能力を奪うことができる。

 

  • ただし、5回勝負。一回勝つごとに相手のスタンド能力の3分の1を奪う3回勝つと完全に奪い取れる。

 

  • 一連の勝負に負けると奪った能力を返さなくてはいけない

評価

有用性:

 

運次第で能力がいくらでも手に入るという無限の可能性を秘めています。

しかも、似たような能力のホワイトスネイクはDISCが体質と合わないと弾き出されてしまうのに対し、こちらは能力の適性を気にする必要がありません

自身の能力を増やすことを目的とした場合、ジャンケンに勝たないと奪えないという縛りを加味してもこちらに軍配が上がります。

 

安全性:★★☆☆☆

 

このスタンドで理不尽にも能力を奪われた相手は報復に来るかもしれません。そういったいざこざに対応する覚悟が必要です。

 

悪用性:★★★★★

 

相手から能力を奪うことを前提とした能力なので、自分さえ得できれば相手のことなんかどうでもいいという悪しき考えの持ち主しか使いこなせません。

使うイコール悪用となる能力です。

 

自衛力:★★★★★

 

ジャンケンに勝てば勝つほど能力が増えていくので、運が良ければ自衛力はどんどん上がっていきます

何も能力を奪っていない状態でも、人型のスタンドなので身を守るぐらいはできるでしょう。

 

操作性:★☆☆☆☆

 

求められるのは、怪しまれずジャンケンに持ち込む話術と、勝負運

ダービー兄弟と違って相手に賭けを認めさせる必要がないとはいえ、いきなりジャンケンを申し込んでOKしてもらう難易度は高いでしょう。

 

たとえ勝負できたとしても、5回勝負で勝ち越せる確率は2分の1。能力がバレた後に負けたら二度と勝負してもらえないでしょうから、欲しい能力を運のなさで逃してしまうかもしれません。

 

ひとつ覚えておきたいのは、不正をしてジャンケンに勝っても能力が発動するという点です。つまり、何らかの方法で相手の手を固定すれば、運に身を任せずとも確実に能力を奪えます

そんなことができるかはともかく、使うのであれば運に身を委ねなすぎないことが重要です。

総評

このブログの「もらえるスタンドはひとつだけ」というルールの穴をついており、運さえ良ければ全てのスタンドを入手できるかもしれないというとてつもないポテンシャルを秘めたスタンドです。

上手く運用できるかは本体の力量と運次第ですが、ヘブンズ・ドアーのような相手の出す手を操作できるスタンドを手に入れれば、確実に能力を増やしていけます。

文字通り無限の可能性を秘めた能力なので、最高評価としておきます。

というわけで、ボーイ・Ⅱ・マンの総評は、Sです。

関連

第4部 ダイヤモンドは砕けないのスタンド一覧

 

【能力を奪う】

 

【ギャンブル】

jojo-stand.hatenablog.com

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「乙雅三」の「チープ・トリック」

本体:乙雅三、岸辺露伴

能力値

能力

  • 本体の背中に取り憑き誰かに背中を見られるように誘導する

 

  • 本体が誰かに背中を見られたら、本体を殺し、見た人間を新しい本体として取り憑く

 

  • 喋る。チープ・トリックの声は非スタンド使いにも聞こえ、動物相手でも通じる言葉を話すこともできる

評価

有用性:☆☆☆☆☆

 

本体に害しかない能力なので、有用以前の問題です。

 

唯一使えそうな点といえば動物と会話ができる点ですが、どう考えてもデメリットと釣り合っていません。

 

安全性:☆☆☆☆☆

 

背中を見られたら死ぬというリスクを一生背負って生きていくことになるうえ、元の本体が死亡したあとも背中を見た者に取り憑いて犠牲者を増やし続けます。まさに害悪そのもののようなスタンドです。

 

悪用性:★★☆☆☆

 

チープ・トリックが一度世に放たれれば世界は大混乱に陥るでしょう。まあその頃には死んでいるんですが...

 

自衛力:☆☆☆☆☆

 

害悪がそのまま形になったようなスタンドです。自衛うんぬん言っている場合ではありません。

 

操作性:☆☆☆☆☆

 

ひとり歩きしているスタンドなので本体の命令を聞くことはないでしょう。

総評

一度発現したら最後、人とまともに関わることはできなくなり、スタンドに死ぬまで耳元で囁かれ続けて人生台無し。文句なしのキング・オブ・ゴミスタンドです。

というわけで、チープ・トリックの総評は、Eです。

関連

第4部 ダイヤモンドは砕けないのスタンド一覧

 

「東方定助」の「ソフト&ウェット」

 

 

 

 

8部終盤のネタバレが含まれます! お気を付けください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

能力値

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能力

  • しゃぼん玉を出すことが出来る。これには「『何か』を奪うもの」と「爆発するもの」の二種類ある。

 

  • 「何か」を奪うしゃぼん玉は、割れた時か、閉じ込めるようにして、摩擦や視力などの物理的な概念を奪える。ただし自分には使えない

 

  • しゃぼん玉は糸が高速回転してできたもの。無限小に細い糸を回転させてしゃぼん玉をつくると、この世に存在しないしゃぼん玉(ここではゴー・ビヨンドと呼ぶ)となり、障害物やスタンド能力を無視して攻撃できる。このしゃぼん玉は正確に操作できない。

評価

有用性:★★★★★

 

「水分」を奪えば除湿、「臭い」を奪えば消臭。革新的な使い方が出来るわけではありませんが、日用品の代わりには良いでしょう。

衣服や食器の汚れも瞬時に取り除けるので、家事の負担が幾分か減ります。

 

菌やウイルスも奪えるのであれば除菌に使えますが、作中でロカカカが菌とウイルスに汚染された際に何もしなかったのを見ると出来なさそうです。

 

作中では髭剃りに使うシーンもありました。ムダ毛処理が手軽に出来るのは地味だけどありがたい。

 

「壁から音を奪えば、その壁には何をしても音が鳴らなくなる」という性質*1を考えると、部屋の全ての壁から音を奪えば防音室のように出来るかもしれません。集中したい時には良さそうです。

 

少しトリッキーなものとしては、ボーン・ディス・ウェイ戦でやったようなしゃぼん玉で傷口を塞ぐという活用法もあります。

 

安全性:★☆☆☆☆

 

能力の要である「『何か』を奪う」行為ですが、思わぬ危険を呼び起こす可能性があります。

 

例えば、「水分を奪う」。

 

ご存じのとおり、水分は人にとって重要なものであり、体内の10%以上が失われると死の危険もあると言います。このように、奪い過ぎると危険なものもあるのでしゃぼん玉の用途には気を付けなくてはいけません。

 

それでもまだ普通のしゃぼん玉は操作が効くので危険性は低いですが、ゴー・ビヨンドに関しては別。

このしゃぼん玉は、触れたものを無差別に破壊しながら不規則に飛んでいきます。世に無差別殺戮兵器を放つようなものです。

 

操作に慣れればすり抜けるものと攻撃するものの区別をつけられるようにはなるようですが、使わないに越したことはないでしょう。

 

悪用性:★★★★★

 

色々な物が奪える能力なので、悪用方法も色々あります。特に不法侵入窃盗なんかは得意です。見張りの視力を奪ったり床から音を奪って音を立てずに移動したりなど。

 

小さな物ならしゃぼん玉にくるんで盗み出すことも出来ます。

 

爆発するしゃぼん玉は、言わずもがな悪用向きです。

 

世界を破滅させたいような願望がある人は、ゴー・ビヨンドを大量に出しましょう。

スタンド使いですら見えない無差別殺戮兵器と化したしゃぼん玉がそこら中を漂うことになります。

こうなると最悪の場合、世界が終焉を迎えてしまう可能性すらあります。

 

自衛力:★★★★★

 

近距離パワー型スタンドなので近距離戦はもちろん、爆発するしゃぼん玉や高速回転するしゃぼん玉を使えば遠距離戦もいけます。

そもそも、視力を奪うしゃぼん玉を一発当てればほとんど勝ちが確定します。自衛に苦戦することはないでしょう。

 

操作性:★★★☆☆

 

ソフト&ウェットが出せるしゃぼん玉には「『何か』を奪うもの」「爆発するもの」「高速回転するもの」と、色々な性質を持ったものがありますが、これらの見た目は全て同じなのでたくさんしゃぼん玉を出した場合はどれがどのしゃぼん玉か覚えておくようにしましょう。

総評

「『何か』を奪う」という能力は出来ることが多く便利ではあるものの、日用品以上の使い道が無いため、わざわざ選ぶほどのものとは思えません。

というわけで、ソフト&ウェットの総評は、Cです。

関連

第8部 ジョジョリオンのスタンド一覧

 

*1:「ジョジョリオン」1巻「ソフト&ウェット その③」のソフト&ウェットのスタンド像初登場シーン参照

「ジョニィ・ジョースター」の「牙(タスク)ACT1」

タスクはACT1〜4までありますが、作中でACT2が発現してから、ACT1が一切登場していない*1ことから、ACT2→ACT1に戻すことは不可能として1と2〜4は別項目で考察します。

能力値

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能力

  • 自身の手足の爪を回転させて発射する。(弾数は無限)

評価

有用性:★☆☆☆☆

 

パッと思いつく利用法は「自衛用の武器として使う」「狩猟を楽しむ」ぐらいでしょうか。ひとつしかもらえないスタンドでそれをやるくらいなら、武道を極めたり狩猟免許を取ったりした方が良いでしょう。

 

一応、撃った爪が即座に生え変わるのを利用すれば、爪を怪我した時に撃って回復させるという使い方はできそうですが...

 

安全性:★★★☆☆

 

破壊力Eとはいえ、爪弾の威力は一般人相手には十分すぎるほどです。うっかり人に向けて撃たないように。

 

悪用性:★★☆☆☆

 

拳銃の携帯が許可されていない日本で拳銃に似た物が手に入るというのは、悪用の可能性が広がりそうですが、暗殺やハイジャックをやるにしては少し威力が心もとない。

 

似たようなスタンドの「皇帝(エンペラー)」と違って爪弾は一般人にも見えると思われるので、脅しに使うならいくらか有用でしょうか。

 

自衛力:★★★☆☆

 

爪弾は無限に撃てるので、襲いかかってきた相手に向かって乱射すれば撃退できる可能性はあります。

しかし、威力が大して無いので近距離パワー型のスタンド相手では歯が立たなそうです。

 

操作性:★★★★☆

 

連射できるので正確に狙いをつける能力はそこまで必要とされないでしょう。

総評

「自分の爪が武器になる」というのは分かりやすく扱いやすいとは思いますが、やはり威力と射程の低さが不安要素。

競合に、弾数が無限なうえ、高威力で、一般人から見られずに済む皇帝(エンペラー)」があるのも評価が伸び悩む原因となりました。

というわけで、タスクACT1の総評は、Dです。

関連

第7部 スティール・ボール・ランのスタンド一覧

 

【無限に弾を撃てる】

 

【ACT2・3・4】

 

*1:スタンドの発現理由がACT1は遺体由来、ACT2〜4は技術由来だからだと考えられる。ACT1が有機的なデザインなのに対し、2以降は無機的なデザインなのも恐らくそれが理由

このブログのスタンドの分類について

2023/07/28追記:今までは8種類だった分類に「装備・装着型」を加え9種類としました。

はじめに

このブログでは、スタンド能力を大きく9種類に分類しています。

この記事ではその分類方法を解説します。

 

※正確に言えば、分類しているというよりは目立った特徴を当てはめているだけなので、二つ以上の分類が複合しているスタンドもあります。

分類

近距離パワー型

 

本体の側から離れられないが、その分高い火力や性能が発揮できるスタンド。

 

例:スタープラチナクレイジー・ダイヤモンド

 

 

遠隔操作型

 

本体から遠くまで離れて活動できるが、その分火力や性能が低くなっているスタンド。

 

例:ハイエロファントグリーンエコーズACT1、ACT2


 

自動追跡型

 

一定の条件に基づいてターゲットを見極め、自動的に追跡して攻撃するスタンド。

原則として、

  • 動きが単調かつ無差別的
  • 本体から遠くに離れても高い火力が出せる
  • スタンドが受けたダメージが本体に反映されない。

例:シアーハートアタックブラック・サバス


 

物質同化型

 

現実の物質に宿るようにして発現したスタンド。

原則として、

  • スタンド使いでなくても視認し触ることができる。
  • スタンドが受けたダメージが本体に反映されない。

例:ストレングストト神


 

群体型

 

同じ見た目のものが複数体いるスタンド。その代わりに一体一体が小さい。

数体やられたぐらいでは本体に影響がないことが多い。

 

例:バッド・カンパニーハーヴェストセックス・ピストルズ


 

佇立(ちょりつ)型

 

本体の側に佇んでいるだけで、能力の行使以外の行動ラッシュなど行わない、言うなればほとんど飾り同然なタンド。

 

例:牙(タスク)ACT1マンダム


 

装備・装着型

 

武器スーツのようなアイテム系の見た目をしており、手に持ったり、身に着けたりすることで初めて能力を発揮するスタンド。

 

例:皇帝(エンペラー)ビーチ・ボーイオアシス20th Century BOY

 

 

無像型

 

明確なスタンド像が存在せず、能力だけが存在するスタンド。

 

例:アース・ウィンド・アンド・ファイヤーリンプ・ビズキット

 

 

ひとり歩き型

 

明確な本体が存在しないスタンド。

本体を転々と変えるものが多いが、中には本体が一切存在しないものもある。

 

例:アヌビス神チープ・トリック

 

「空条徐倫」の「ストーン・フリー」

能力値

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能力

  • 体を糸に変えることができる。

 

  • 糸を出せば出すほど体は減っていき、体の70%程度を糸にすると死の危険がある。

 

  • 体を糸に変えたあと、編み直すことで衣服や手錠などを作ることができる。

評価

有用性:★★★★☆

 

人を一人支えるぐらいの強度がある糸なら、24mまで出すことができます。(強度的には糸というよりロープに近い)日常で糸を使う場面は案外多いので、好きな時に糸を出せるのは便利です。

 

他には、傷口を糸で縫って治療したり、糸を使ってスパイダーマンのように飛び回ったり、糸電話の要領で遠くまで声を届かせたりできます。

また、最初にプッチと戦った際、切り飛ばされた腕を糸にして繋げていたので、体を欠損してもある程度なら修復できます

 

安全性:★★☆☆☆

 

糸は体を変えて作ったものなので、切れると当然本体にダメージが入るうえ、出しすぎると死の危険すらあります。

 

安全性:★★★☆☆

 

糸を利用して遠くの音を聞くことが出来るので、盗聴が出来ます。

ただし、糸の射程は24m程度なので、盗聴器としての性能は低めです。

 

自衛力:★★★★★

 

近距離パワー型スタンドなので戦闘力は当然高く、糸を使った立ち回りも強力です。

例えば、糸を防弾チョッキのように編んで防御したり、傷口を糸で縫って治したり、欠損した部位を糸にして繋げたり。糸で結界を張ることもできます。

 

操作性:★★★☆☆

 

「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」16巻「新月の重力 その②」の扉絵によると、「糸の先は筋肉の伸縮のように動かせる」とあり、感覚的に操れるようです。

体を糸にしすぎると死ぬ可能性があることだけ注意しましょう。

総評

糸を出すだけのシンプルな能力なので、ある程度の応用はききますが大それたことはできません。他に便利なスタンドがあるなかで、わざわざ貰うほどのものでは無さそうです。

というわけで、ストーン・フリーの総評は、Cです。

関連

第6部 ストーンオーシャンのスタンド一覧

 

【体を紐状にする】

jojo-stand.hatenablog.com

 

【糸】

jojo-stand.hatenablog.com

 

「ジョルノ・ジョバァーナ」の「ゴールド・エクスペリエンス」

能力値

【漫画版】

 

【アニメ版】(JOJOVELLERからこちらに変更)

能力

  • 手で触れた物体に生命をあたえて、生き物にできる

 

  • 作った生き物が攻撃された場合は、その攻撃をそのまま相手に返す。

 

  • 誰かの私物や体の一部を使って作った生き物は、持ち主の場所に戻ろうとする。

 

  • 生命をあたえる能力を応用して、傷を治す埋める)ことができる。

 

  • 生物に生命を与えると、過剰な生命量によって相手の精神を暴走させて感覚をゆっくりにさせるか、成長を促す。

 

  • 生命エネルギーを探知する能力があり、乗り物などの空間があるものに触れると内部に生命体がいるかどうかを分析できる。生命に触れた場合は魂の数を把握できる。

評価

有用性:★★★★★

 

触れたものに生命をあたえる、これだけの能力ですが、様々な応用が効きます。

まず、好きな生き物を出す事が出来る、これだけで動物好きの人にはたまらない能力でしょう。

好きな時に召喚して好きなだけ愛でて、飽きたら元の物体に戻す。倫理的な問題はさておき、ペットの世話にかかる費用や時間をスルーして都合がいい部分だけを堪能できます

 

砂漠化した土地に植物を生やせば緑化運動が行えます。

ブラック・サバス戦では、木に生命を与え続けて成長を促し、最終的に一生を終えさせるという技を披露していましたから、成長促進除草にも使えます。

 

生命に変えた物が持ち主の元に戻る特性を利用して人探しを行ったり、重い荷物を虫などの小さな生き物に変えて持ち運びやすくしたりといった活用法もあります。

 

能力を応用すれば傷を治すのに使えます。クレイジー・ダイヤモンドと違って傷を埋めているだけなので痛みを伴いますが、その代わり自分の傷であっても治せます

 

臓器や血液も作れるので、再生医療がこのスタンドひとつで実現するわけです。

作中では生き物から血清を取り出していたので、外傷だけでなくへの対処もある程度可能です。

 

さらに、ブチャラティに施したように、死者の蘇生も少しだけ行えます。少しでも長く生かしたい人がいる場合は使ってみても良いかもしれません。

 

これらの理由から、生命の維持という観点で見れば、クレイジー・ダイヤモンドよりカバーできる範囲は広いと言えます。

 

安全性:★★☆☆☆

 

考えられる危険は、生み出した生き物に襲われるというもの。作中描写を見るに生み出した生き物は操作できないので、猛獣や毒蛇など、危険な生き物を生み出した時は十分気をつけなくてはいけません。危なくなったら能力をすぐに解除できるように心の準備をしておきましょう。

 

悪用性:★★★★★

 

世界には有害な動植物が沢山ありますから、この能力があれば、毒物薬物を自由に入手できます。

この能力で毒殺を行えば、毒が効いた後に生成した毒物を元の物体に戻すことで死後解剖されても証拠が出ないように出来ます。

 

また、人間の傷を治しているということは、その気になれば人間をまるまる一体作れる可能性が高いと思われます。

ココ・ジャンボ(亀)の複製を作った時のように、対象の細胞を埋め込めば人間のクローンを作ることもできそうです。

 

自衛力:★★★★★

 

敵が襲ってきた時は、多種多様な生き物を生み出して対抗できます。

生み出した生き物には攻撃を跳ね返す能力があるので、体にカエルをくっつけるなどしておけば、相手は迂闊に攻撃してこれなくなるでしょう。

そして、たとえ負傷したとしてもすぐに回復できます。

 

操作性:★★★☆☆

 

シンプルな能力ながら応用性が高いので、使いこなせるようになるまでは苦労しそうです。

また、傷を治したり血清を注入したりするのに激しい痛みを伴うので、使う時は「覚悟」が必要とされます。

総評

生命を与えるという能力はかなり出来る事の幅が広く、手に入れれば間違いなく生活の質がぐっと上がるでしょう。

 

個人的な生活の質を上げるだけにとどまらず、臓器・クローン生成など、現代医学では不完全な技術もこの能力にかかれば容易に実現できます。

やはり「生物を作り出す」という能力は神の領域に足を踏み入れており、最大限に活かしていけば世界が革新的に成長を遂げることは間違いありません。

というわけで、ゴールド・エクスペリエンスの総評は、Sです。

関連

第5部 黄金の風のスタンド一覧

 

【5部終盤のネタバレ注意!】