能力値
※射程距離B:弾丸の届く距離まで
能力
- 6人で構成される群体型スタンド。
- 弾丸を操作することが出来る。
評価
有用性:★☆☆☆☆
日常生活では、狩りなどの趣味がある人を除けば本来の「弾丸を操作する」使い道では活用できないと思います。
よって単にペット話し相手として使うのが一番オーソドックスかと。
個性の違う六人と一緒に遊べるのは楽しそうですが、一体のスタンドしかもらえないのにただの話し相手をもらうのは良い選択とは言えません。
危険性:★★☆☆☆
スタンド能力自体に危険はありませんが、群体型スタンドの中で最も少ない6人という人数で構成されているという特徴があり、1人が傷付いただけで致命傷になってしまいます。
小さいからといっておざなりにせず、丁重に扱わなくてはいけません。
悪用性:★★☆☆☆
弾丸操作自体はそこまで悪用向きではないと思います。
悪用するとしたら、体の小ささと射程の長さを利用して宝石などの軽くて高価な物を盗むという運用をするのが良いでしょう。
他には、ピストルズに弾丸を蹴飛ばしてもらえば拳銃が無くとも弾丸を発射することが出来るという特性は使えそうです。(チョコラータ戦の描写より)
弾丸さえ入手すれば拳銃本体を所持せずとも銃が使えるということで、犯罪を犯す時はちょっとだけ役立つかもしれません。
拳銃本体が無いのに銃殺事件が起きたとなれば警察の捜査は間違いなく混乱するでしょう。
自衛力:☆☆☆☆☆
最低でも弾丸が一発でもないと何の自衛も出来ず、ギアッチョ戦での描写から、来る場所が分かっていなければ相手の弾丸を弾き返すことも出来ないようなので、拳銃と弾丸が無い限り自衛力は皆無。
たとえ拳銃を用意したとしても、スタンド使いの中には弾丸を弾き返して反撃してくる者もいるので、拳銃を使うと不利になる場合があります。作中でミスタは自分の撃った弾丸を弾き返されてダメージを負うことが何度もありました。(サーレー、ギアッチョ、セッコとの戦闘)
プロシュート戦に至っては拳銃を奪い取られて利用されてしまっています。
エンペラーなら弾丸を操れるうえいつでも消せるのでこんな心配は要らないのですが…
操作性:★☆☆☆☆
本来の「弾丸を操作する」能力を活用するためには何よりもまず銃弾が無いといけないので、本来の使い道をする時のハードルはかなり高めになります。
また、ピストルズは一人一人が異なる人格を持ち自由に行動をとります。
この特性は良い方に働くこともありますが、勝手な行動をして害を招くこともあるため、性格の違うチームを上手く管理できるようなリーダーシップが要求されます。
総評
「一人一人に違った自我がある群体型スタンド」という唯一のアイデンティティを持つスタンドです。このスタンド達が織りなす掛け合いは見てて飽きが来なそうですし、日常を華やかに出来るという点ではなかなか優秀です。
しかし、ピストルズの本来の能力は「弾丸操作」だけなので、スタンドそれ自体に戦闘力は全くありません。
これは、何らかの方法で銃や弾丸を入手しない限りスタンドによる自衛は全く行うことが出来ないという事です。「スタンド使いは引かれ合う」原則のもとでこれはとても痛い要素。
一応日本でも公安委員会の審査に通れば拳銃を所持する事が許されますが、お金も時間も結構かかります。
たとえ審査に通ったとしても、日本では民間人の拳銃の携帯は許可されていないため、突然の敵との対峙に対応できません。
銃規制が緩めの国に住んでいる人であればまだ検討の余地ありといったところでしょうか。
というわけで、セックス・ピストルズの総評は、Eです。
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