ジョジョよもやま話

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ジョジョよもやま話」へようこそ!

 

頻出疑問や難解能力の解説、元ネタや海外ミームの紹介などなど...ジョジョにまつわることなら何でも書く、総合解説ブログです。

 

週2更新。火・金の19時に投稿します。(忙しい時は遅れる可能性あり)

 

🆕【最新記事】

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主なコンテンツ

欲しいスタンド論争

ジョジョのスタンドが一つ手に入るとしたらどれを選ぶのが良いか、を本気で考えます。

3年かけて本編の全スタンドの考察を完了しました!

 

【スタンド一覧】

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【決着をつける記事】(準備中)

 

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ルール
  • 使えるようになるスタンドは当然ひとつだけ。

 

  • 基本的には、日常生活で、犯罪にならない範囲でどれほど活用できるかが評価の基準。ただし、リスクが小さくリターンが大きいなら悪用の線もしっかり評価する。

 

  • スタンド使いは自分以外にもいるものとする。

 

  • スタンド使いはスタンド使いにひかれ合う」ルールがあるので、敵スタンド使いに襲われた際にちゃんと自分の身を守れるかは特に注目して評価する。

 

  • 能力の考察においては、荒木飛呂彦先生が直接携わっている「漫画版ジョジョ」における描写に最も重きを置く。作者が違う外伝作品や、アニメ・ゲームにおける描写は参考程度にとどめる。
考察の流れ
  • 能力値

破壊力」「スピード」「射程距離」「持続力」「精密動作性」「成長性」の六つから構成される能力値を、パラメーターグラフにして貼付する。

 

 

  • 能力

対象のスタンド固有の能力を劇中描写から考察し、解説する。

 

 

  • 5つの評価基準

スタンド能力を「有用性」「安全性」「悪用性」「自衛力」「操作性」の5つの観点から0~5個の範囲で評価していく。それぞれの評価基準は以下の通り。

 

 

  • 有用性:日常生活でどの程度有効に活用できるか。犯罪にならない範囲の活用法を考える。が多いほど有用

  • 安全性:使用者や周囲に、意図せず危険が及ぶことがないか。が多いほど安全

  • 悪用性:法律を無視して悪用しようとした場合にどれほど有用か。が多いほど悪用向き

  • 自衛力:スタンド使いはスタンド使いにひかれ合う」ので、もしも他のスタンド使いに襲われた場合に、対処できるか。が多いほど自衛しやすい

  • 操作性:使いこなすのに本体の技量がどれほど必要とされるか。技術的な部分のみ考える。「精神力が強くないと扱えない」というのは言い出すときりがないので無視。が多いほど簡単に扱える

 

 

  • 総合評価

上記の5つの評価基準をもとに、そのスタンド能力の「欲しさ」をS〜E+Zの記号で評価する

 

各段階の評価はざっくりとこんな感じ↓

 

S

様々な場面で活用でき、持っているだけで常人より遥かに豊かな生活を送れる事が明らかで、自衛力も申し分ないもの。

 

A

日常でのお役立ち度ならSランク並だが、自衛力がイマイチだったりフルに活用できるかが怪しかったりで減点されたもの。

 

B

Cランクと違い日用品で代用できる域を超えた能力を備えてはいるが、SAランクと比べると見劣りするレベルのもの。

 

C

自衛力は十分で、日常で活かせそうな特殊能力も備えてはいるものの、その活用法が日用品で代用できる範囲を出ないもの。

 

D

日常では特に役立てられそうにないが自衛だけは一応こなせるもの。

または、日常で役立ちそうだが自衛力が低いもの。

 

E

使い道が限定的すぎる上に自衛力が皆無なもの。

または扱いが危険すぎるもの。

 

Z

能力の詳細について一切の情報がなく、判定が不可能なもの。

関連

【このブログにおけるスタンドの分類方法】

jojo-stand.hatenablog.com

 

【『人気』カテゴリー】

個人的に、「欲しいスタンド」としてよく挙げられている気がするスタンドをまとめました。

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頻出疑問

ファンの間で良く持ち上がる疑問について解説します。

確信を持って「これが正しい」と言えるほどの根拠がないものも多いので、一ファンの解釈としてお楽しみください。

 

情報の信憑性を3つで評価しています。

 

★★★:公式に言及があるか、かなりの確信を持って推察できる

★★☆:そこそこの確信を持って推察できる

★☆☆:描写から一応説明はつくが、確信がない

☆☆☆:見当もつかない...

 

【一覧】

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難解能力

ジョジョの理解が難しい能力を出来るだけ分かりやすく解説する試みです。

 

【一覧】

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元ネタ

ジョジョの作中描写の元ネタを解説します。

アーティスト名やポーズなどはすでに語り尽くされているので、映画や小説のネタを中心に。

 

【一覧】

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海外ミーム

海外ならではのジョジョミームを解説します。

 

【一覧】

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感想

ジョジョ9部『The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)』の最新話、ジョジョ7部『スティール・ボール・ラン(SBR)』アニメの感想を更新しています。

 

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【その他のジョジョ関連作の感想】

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その他

【欲しいスタンドアンケート】

1分もあれば答えられるので、良ければご協力ください!↓

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【結果はこちらで随時更新します】

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【トリビア】ホル・ホースはジョースター一行の仲間になる可能性があった

『ジョジョの奇妙な冒険』17巻

信憑性★★★

結論:ホル・ホースを仲間にする案もあったが、メンバーとのキャラ被りや、能力の扱いの難しさからやめた。

 

ホル・ホースはジョースター一行の仲間になる予定があった」という話をご存知でしょうか。

画像の、まるでチームの一員のような感じで描かれている扉絵が存在することもあって、結構有名なトリビアだと思いますが紹介します。

 

この件は、『ジョジョの奇妙な冒険』の愛蔵版である『JOJONIUM』10巻収録の「荒木先生が語るキャラクター誕生秘話」で詳しく語られています。

 

キャラクター的には気に入っていたものの、チームのバランス感覚を考えて仲間にするのをやめたとのこと。

 最初はDIOの配下として登場させた花京院とポルナレフは仲間にすることを決めてましたが、ホル・ホースはそうじゃなかった。

でも彼は僕が仲間にしても良かったかな~と思えた敵キャラクターでしたね。僕の大好きな西部劇で欠かすことのできないアウトローなガンマン、その雰囲気を持つ彼を途中で消すには惜しいと感じていたんでしょう。

 

第4部に登場する吉良吉影にも通じる「一番よりNo.2!」という人生哲学も気に入っていました。カラーの扉ページに仲間の一人のように承太郎たちと一緒に描いたこともあったし、初回の対決後も何回か登場させてみました。

しかし彼がジョースター家一行に入ると「バランスが崩れてしまう」というのが僕の結論でした。キャタクター性*1で見ると、性格や外見ではポルナレフと被ってしまうし、能力の「皇帝」も仲間にすると扱いが難しいと感じたんです。


 拳銃をモチーフにした「皇帝」は弾数や射程距離とかにあまり制約を設けていませんでした。第5部のミスタになると「6発の銃弾に付く」という形になりますが、ホル・ホースの「皇帝」は銃弾も含めてスタンドだったんで…。あの能力は本体が疲れない限り何発でも撃てるだろうから、描いていくうちに結局は何でもアリになってしまうんですよ。

そして敵を狙い撃つというのも花京院のエメラルドスプラッシュと被ってしまう。最終的には、キャラクター性とスタンド能力の両面から判断して、ホル・ホースは敵のままだったんです。

 

そして、その後加わる新しい仲間は人間じゃありませんでした。ジョースター家の助っ人は小さくて可愛い犬のイギー。これならバランス的にもOKですから(笑)

 

 

『JOJONIUM』10巻 

また、3部の廉価版コミックス「集英社ジャンプリミックス」シリーズの11巻(最終巻)でも言及があります。

こちらでは「仲間になりそうでならないヤツがいても面白い」「性格的に仲間にはならない」という理由が語られています。

ホル・ホースを仲間にする気はあった?

 

 ホル・ホースは、仲間にしようかと思ったりもしました。でも、仲間になるヤツばっかりだと面白くないなと思い直して・・・仲間になりそうでならないヤツがいてもいいんじゃないかと。ホル・ホースの性格を考えると、仲間にはならないですよ。けっこういいかげんな性格で、あっちへふらふらこっちへふらふら。コウモリみたいなヤツ。

でも、ホル・ホースはもっと登場させたかったですね。ポルナレフと同じくらい、動かしやすいキャラだったし、描いてて面白かった。あと何回か、登場させてあげたかったですね。

 

 

集英社ジャンプリミックス『ジョジョの奇妙な冒険』11巻「DIOの世界編②」 「荒木飛呂彦スペシャルインタビュー」

しかし、仲間にはならなかったとしても、三回も刺客として登場し、シリアスにギャグと様々な役回りをこなす。凄く愛されてるキャラなのは確かです。

関連

第3部 スターダストクルセイダース 頻出疑問

 

*1:原文ママ

【元ネタ】ファニー・ヴァレンタイン大統領の過去 [パルプ・フィクション]

ファニー・ヴァレンタイン大統領の過去で、戦死した父親の友人から遺品のハンカチを託されるシーンの元ネタは、映画『パルプ・フィクション』だと思われます。

『スティール・ボール・ラン』22巻
『パルプ・フィクション』

映画の中盤で明かされる、ボクサーのブッチ(ブルース・ウィリス)の幼少期の回想。

クリストファー・ウォーケン演じるクーンツ大尉が、幼いブッチに戦死した友人(ブッチの父)の金時計を渡す場面です。

 

 

この金時計、世代を超えて受け継がれており、大統領のハンカチ同様、「血統」「家族の誇り」を象徴する代物となっています。

 

  • 曾祖父:第一次世界大戦で所持
  • 祖父:第二次世界大戦で所持
  • :ベトナム戦争の捕虜時代、尻の穴に入れて5年隠し通す(父の死後、クーンツ大尉も2年尻に隠している)
  • ブッチ:クーンツ大尉から直接受け取る

ヴァレンタイン大統領の父親が眼窩にハンカチを隠したのに対し、こちらは尻の穴。

シュールギャグ的に描かれていますが、「家族を想うこと」のかけがえのなさを示すエピソードとしては変わりません。

 

ちなみにこのブッチ、ボクシングの八百長をギャングに持ちかけられるも、それを反故にして命を狙われることとなります。

これはスティーブン・スティールの経歴の元ネタだと思われます。

1867年(27歳) スティーブン ボクシングの八百長試合を無視 対戦相手をたたきのめす

スティーブン ヤクザに命を狙われ殺し屋の銃弾を右ヒザにくらう

 

『スティール・ボール・ラン』2巻 「番外編 ~スティール・ボール・ラン レース開催のいきさつ~」

解説

パルプ・フィクション』は1994年アメリカのクライム映画。

ロサンゼルスで起こった犯罪エピソードをオムニバス形式で展開する。

 

「パルプ・フィクション」とは、20世紀前半のアメリカで親しまれていた粗悪な紙(パルプ)に印刷された安価な大衆娯楽雑誌・三流小説のこと。犯罪、暴力、エロティシズム、ミステリーを詰め込んだ「安っぽいけど抜群に面白い物語」を、そのまま最高級のクオリティで映像化したのが本作です。

 

この作品(ひいてはタランティーノ作品)の真骨頂とも言えるのが、物語の本筋とは直接関係のない「無駄話」の面白さ。

 

  • アムステルダムのマクドナルドの呼び名
  • 足の裏のマッサージは浮気かどうかという哲学的な議論
  • くだらないジョークのオチ

殺し屋たちが仕事に向かう車内や、銃を構える直前にこんな雑談を延々と繰り広げます。この「日常的なくだらない会話」と「突発的で凄惨な暴力」のギャップが、キャラクターに生き生きとした実在感を与え、独特のユーモアと緊張感を生み出しています。

 

単にオシャレなバイオレンス映画ではなく、「運命の分かれ道での選択」「継承の重要性」といったテーマが根底にあるのも魅力。

 

ポップカルチャーの引用、50~60年代のロックンロールやサーフミュージックを中心とした抜群の選曲、そして一度見たら忘れられない個性派キャラクターたち。公開から30年以上が経った今なお、カルト的な人気を誇る理由が凝縮された不朽の名作です。

関連

第7部 スティール・ボール・ラン 元ネタ一覧

 

 

【頻出疑問】カルネはノトーリアス・B・I・Gの「死んでから発動する」能力をどうやって知ったのか

信憑性★★★

結論:スタンド自身が説明してくれた。

 

ジョジョ5部に登場するノトーリアス・B・I・G。本体の死後本領を発揮して、無限に成長して追跡するという異質な能力を持ちます。

本体・カルネはわざとミスタに殺されて、この力で飛行機を追跡して猛威を振るいました。

 

ここで疑問なのが、「本体はどうやってこの能力を知ったのか?」

本体がわざと死んだことは確かです。無策でやってきて、殺されたらたまたま強い能力になったのだとしたら、ボスの親衛隊としてあまりに格好がつかない。

 

そうなると「スタンド自身が教えてくれた」か「自分の能力なので直感で気付いていた」かになるわけですが......個人的には前者「スタンド自身が教えてくれた」を推しています。

 

チープ・トリック、スパイス・ガールなど、スタンド自身が喋って能力を教えてくれるパターンはたまにありますし、何より、作中でノトーリアス・B・I・Gはジョルノに能力を教えているんですよね。わざわざペンまで握って。

『ジョジョの奇妙な冒険』57巻

敵にすら能力を開示するぐらいですから、生前のカルネに対しても筆談か口頭で教えたのでしょう。(スタンド像は生前からあります)

関連

第5部 黄金の風 頻出疑問

 

【ジョジョ9部】海外でミームになった最強スタンド(?)「John Rod(ジョン・ロッド)」を解説!

本記事には『The JOJOLands(ジョジョの奇妙な冒険 第9部)』ウルトラジャンプ最新話までのネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください!

 

 

 

現在、XやTikitokで謎の棒人間のコラ画像が量産されまくったり、「ジョジョ最強スタンド」として持ち上げられたりしていることをご存知でしょうか。

John Rod(ジョン・ロッド)」という名前で親しまれていますが、「そんなやついたっけ?」と置いてけぼり感のある人も多いかと思います。

 

というわけで今回は、ジョジョ最新のミームとしてネットを騒がせている「John Rod」について分かりやすく解説します!

 

謎の棒人間の正体

結論から言うと、「John Rod」とは『The JOJOLands(ジョジョの奇妙な冒険 第9部)』ウルトラジャンプ最新話(2026年8月号・38話)に登場したキャラクターのことです。

自作イラストですが、下の画像のような見た目をしています。

 

冗談みたいな見た目ですがほぼそのまま再現してます。

スタンド(特殊能力をキャラクター化したもの)の一体として登場したのですが、あまりにシンプルすぎる見た目と圧倒的な強さから、海外ファンに注目されることとなりました。

 

ちなみに、John Rodとは正式な名称ではなく、海外ネットの「名無しの存在にとりあえず"John 〇〇"と名付けるノリ」とその見た目(Rod=棒)を組み合わせて命名されたものです。

 

 

登場シーン

『The JOJOLands』38話にて、このスタンドは唐突に現れました。二本の光る棒の姿で空から降ってくると、融合して先ほどの「限りなく抽象化された人間の形」へと変形。

 

登場人物や読者が「何これ?」と困惑する隙も与えず、触れた人間に無数の穴を開けて真っ二つに切断。一瞬で登場人物の一人を殺害すると、何もセリフを残さないまま空に去っていきました。

ミームとしての使われ方

鮮烈なデビューを果たしたJohn Rodですが、海外の掲示板やXではすでに「無敵の能力」として大喜利状態になっています。

 

「見た目は可愛い棒人間なのに、触れた瞬間に即死」というギャップが面白がられ、「全てのフィクションを過去にする最強の存在」として持ち上げられているのです。

過去のジョジョのキャラクターと戦わせる、他の作品の名シーンにしれっと混入させるなどのネタが大量生産されています。

@kagewx YOU'RE GOD !! // Fiction slayer // Song - OMNIUM*N+3+ΦΧ* // #johnrod #jojolands #jojosbizarreadventure #stand #jjba ♬ 𝐊𝐚𝐠𝐞 - orijinal ses - 𝐊𝐚𝐠𝐞

@echosact2 #jjba #jojos #jojolands #johnrod ♬ оригинальный звук - _BARMALEY_

@kagewx True strongest. // john aura farming // song - OMNIUM*N+3+ΦΧ* // #johnrod #jjba #jojolands #jojosbizarreadventure #stand ♬ 𝐊𝐚𝐠𝐞 - orijinal ses - 𝐊𝐚𝐠𝐞

ミーム化した理由

ここまで爆発的に愛されるようになったのは、以下のような理由があると思われます。

①スタンド史上最もシンプルな見た目

ジョジョのスタンドと言えば、描き込まれた緻密なデザインや肉体美が印象的。

そんな歴史の中で、針金を曲げて作った棒人間のような極限のシンプルさを突き詰めたビジュアルは圧倒的に異質でクールでした。

②喋らない・表情が読めない・即死攻撃という本物の恐怖

見た目はスカスカで弱そうなのに、触れた瞬間に人を真っ二つにする殺傷力で、会話も交渉も一切不能。本体も名前も明かさないまま、無言で人を殺して無言で去っていく......

 

「言葉の通じなさ」と「底知れない不気味さ」のギャップが「こいつマジで歴代最強なんじゃないか...?」という本気の恐怖とロマンを生み出しており、単に弱い奴を過剰に持ち上げるわけではない奥深さがあります。

③めちゃくちゃ描きやすい

ファンアートを描くには本来高い画力と時間が必要ですが、John Rodは「その気になれば誰でも3秒で一筆描きできる」という革命的な描きやすさを持っています。

 

結果として絵を描くハードルが極限まで下がり、今やそこらの脇役どころかメインキャラ以上の勢いでファンアートが量産される事態になりました。

④コラ素材として「浮きすぎず馴染みすぎない」

超シンプルなデザインのおかげで、他作品にコラ画像で乱入させても「画面に馴染みつつも、しっかり異物感がある」というコラ素材としてのバランスがちょうどいいです。

まとめ

色々語りましたが、このキャラクターを人気にしたのは荒木飛呂彦先生の漫画的センスの真骨頂だと思います。

 

これに関しては言葉では伝えきれないので実際のシーンを見てほしいのですが、シンプルな棒人間なのに手抜きに見えず、むしろ言葉の通じないバケモノとしての底知れない不気味さが感じられるのです。

 

気になった方はぜひ、ウルトラジャンプ本誌で実際に見てみてください!

 

関連

【最新話感想】

jojo-stand.hatenablog.com

 

ジョジョの奇妙な冒険 海外ミーム一覧

 

The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ) 38話 「ウサギと詐欺と猜疑心 その⑥」 感想

 

今回のエピソードは新たな敵の存在を予感させる不穏さと、前回までの敵を華々しく粛清するという爽快感の両方が味わえて楽しかったです。

そろそろ新刊の情報が出るかな〜と思ったのですが音沙汰ないので、アニメ配信の9月に合わせる予定なのかな?

 

それでは、ザ・ジョジョランズ38話「ウサギと詐欺と猜疑心 その⑥」の感想です。

 

今回の話のポイント

露伴先生の動向

場面は杜王町の自宅に戻った露伴先生の視点から。

夜中にわざわざ編集を呼び出して、原稿の変更点を指示しています。

その編集というのが泉京香です。ドラマでのバディっぷりを見て以降、「露伴先生の編集といえば泉くんしかいないでしょー」ぐらいの認識になってはいますけど、こうして本編にまでしっかり出てくるとやっぱり驚きますね。

 

何せ、元はスピンオフで1話だけしか登場しないキャラクターですからね。それがドラマの活躍によってレギュラーキャラに昇格し、本編にまで逆輸入される。

荒木先生の作品史上最も出世したキャラなんじゃないでしょうか。

 

それで、原稿の変更点はセリフの表現を一部差し替えるというもの。当然、これがジョディオへの秘密のメッセージになっているということでしょう。

露伴先生は作品が全てみたいな人間ですから、暗号を送るために手を加えるとは意外。よほどジョディオのことを気に入ってるんですねー。

バックに先生がいるのは頼もしさが凄い。

 

ちなみにコマに映ったピンクダークの少年のセリフは「あの赤ちゃん ブッ飛んでるぜッ!!」というものでした。どんなシチュエーション!?

 

何気に本編で彼のセリフを聞くのは初めてですね。ドラマ用に荒木先生が書き下ろしたネームでは紳士的な口調でしたが、こういう喋り方もするんですね。

 

そして、要件が済んだらさっさと家の外に追い出しちゃう先生。

これもドラマのお約束を彷彿とさせます。影響力が凄い。

 

そもそも、9部に露伴が出てきたこと自体、ドラマで荒木先生が露伴の魅力に再注目したことが少なからずありそう…と勝手に思ってるので、9部のプロット自体にも影響を与えている気がする。

(8部連載時には「8部には露伴っぽい漫画家はいるかもしれないが、露伴は出さない」と明言されているので)

 

 

ギャングダンス 9部バージョン!

一方、捕らえた敵スタンド使い相手に拷問を開始するジョディオチーム。

前回の感想で「5部のギャングダンスに負けないような拷問を見せてほしい」と書いたのですが、まさに!ギャングダンスを9部の文脈でリメイクしたようなものが見れてテンション上がりました。

 

パコ・ジョディオ・ドラゴナの3人が音楽に合わせて踊りながら蹴りを入れるという、シンプルながらシュールな面白さがある拷問です。

使われているのはイタリアの歌謡曲『Funiculì funiculà(フニクリ・フニクラ)』。

 

 

「鬼のパンツはいいパンツ〜」をはじめとして様々な場所でオマージュされている楽曲なので、多くの人が聞き覚えあると思います。

 

この曲の出自を調べてみたのですが、元々はイタリア・ナポリの活火山「ヴェスヴィオ火山*1」に登るケーブルカーが開通した際、「火山が噴火したら危ない」と心配する人に対して「安全で素晴らしいからみんな乗ろう」とアピールするための宣伝ソングだったそうです。

 

そう考えると、もはや必然と言っていいほど最適な選曲ですよね。

 

火山というのは言わずもがな、9部のメインテーマですし、歌詞に頻繁に登場する「行こう!頂へ」というフレーズはジョディオたちの野望を表している。

 

ナポリの曲というのもナポリ(厳密にはネアポリス)のギャングたちをオマージュするという文脈にマッチしてますし、「火山の頂上まで登れる乗り物を開通させた」という人間の進歩と、「だから勇気を出して挑戦してみよう」と呼びかける行為は人間讃歌を感じさせます。(月に行ったアポロ11号のような)

 

すぐ影響されるので、この感想を書いてる間もずっと聴いてました。笑

黒幕の存在

そんな拷問の甲斐あって、色々と情報を聞き出すことに成功しました。

敵本体の名前は「ムンドラー」。インド西部の港町「Mundra」が元ネタで、今まで通り「敵の名前は港町」の法則に則ってました。

 

何でも彼は能力「ポイント・ブランク・シール」で死霊と会話することで知る必要のない情報まで手に入れてしまい、ついには終身刑を喰らう犯罪者にまで堕ちてしまったそう。

 

死人と干渉できるとは、ジョジョにおいて相当貴重な能力ですね。

今までの描写だとただ死霊を身代わりに話させてるように見えたんですが、本当に話せるのかな?

 

そんな彼がジョディオたちを襲った理由には黒幕の存在がありました。終身刑を取り消せる権力者に交渉を持ちかけられて、偵察要員として協力することになったそう。

 

この権力者について、メリル・メイはハウラーのヨットに乗り込んだ海兵隊の中に犯人がいると言います。

こう予想したのは多分、現時点でジョディオたちが溶岩を持っていることを知れるのが彼らしかいないからでしょう。

 

ただ、実際のところ兵隊に判決をひっくり返すような権力があるはずはないので、権力者に内通した者がいる、ぐらいのニュアンスだと受け取りました。

犯罪を揉み消せる、警視総監や大物政治家あたりがさらにバックにいるのだと思われます。

 

今回でまた確信が強まりましたが、9部における悪の位置付けは「正義の皮を被りながら悪事に手を染める者」なんですよね。

 

今までも警察、弁護士、消防士と正義を執行する存在ばかりが敵でした。

ムンドラーは珍しく囚人という悪側ですが、それを利用して悪事を働いたのは海兵隊という正義側の存在なわけで。

「悪人を悪たらしめているのは正義面した人間の異常さにある」的なメッセージが含まれてるのかも。

 

 

新たな敵の登場

一行はメリルの指示で地下駐車場へ行くことに。ウサギの足がしれっと回収されてるので、ドクター・ロバーツに治してもらうのでしょうか。

 

一人ポツンと残されたムンドラー。そんな彼の元に空から光る棒が二つ降りてきます。

結論から言うとこいつが次なる敵スタンドなんですが、歴代のスタンド紹介の中でも上位に入るくらい好きな演出でした。

 

降り立った二つの棒は融合すると、抽象化された人型に変形します。

そのままムンドラーの足に触れると、体に無数の穴を開けて切断!いとも簡単に殺害してしまいます。

そして、何事もなかったかのように元の二つの棒に戻り、宙へと飛び去っていくのです。

 

この登場シーン、最高に痺れました。

 

まず、限りなく抽象化された人型が迫ってくるという、可愛らしくも脳が理解を拒むようなクールなビジュアル。

そんな可愛い見た目に油断していると、人体を一瞬で真っ二つにするという規格外の力を繰り出してくる。

そして、もう始末した相手には興味がないとでも言うように空へと帰っていく。

 

この「圧倒的な暴力に理不尽に轢き潰される」一連の流れ。これが全くセリフもなく一瞬のうちに行われるわけですから、そりゃあ魅力を感じないわけにはいきません。

 

「可愛い見た目の意味不明な物体に理不尽に惨殺される」というシチュ自体ホラー映画の導入を彷彿とさせて、それも好きです。

 

2026/07/20追記:この敵がミーム化してました。

【解説】

jojo-stand.hatenablog.com

 

今回のエピソードはここまでですが、コミカルなセルフオマージュで華やかさを添えつつ、最後には次なる敵の恐ろしさをクールな描写で見せつける。最高に楽しめました。

疑問点

敵スタンドの能力

一番気になるのは、あの人型くんの能力です。

単に「無数の穴を開けて攻撃する」というシンプルなものの可能性も高いですが、あえて違うものを予想してみます。

 

注目すべきは、最初は二つの棒で、組み合わさって人型に変形したという点です。

また、本体はおそらく海兵隊で、無数の穴を開けるという攻撃は形兆兄貴のバッド・カンパニーを彷彿とさせる…

 

よって、あの人型は「海兵隊」をイメージして作られたもので、それによって銃弾のような攻撃を放つことができた。

能力の本質は「二つの棒を使って作った形と同じ能力を得る」というのはどうでしょう。

 

形で能力が変わるのはずるい気もしますが、一応ペーパー・ムーン・キングやチューブラー・ベルズという前例があるので…

でもさすがにちょっと無法すぎるので、自信はほとんどありません。

黒幕の正体

ジョディオたちを狙う黒幕が海兵隊にいるという情報が出ました。

ハウラーとはまた別の勢力っぽいので、ラスボスが誰になるのかますます分からなくなりますね。

期間の矛盾

メリル・メイが「あたしたちは(ハウラーのヨットを沈めてから)6ヶ月間監視されてきた」と言っていますが、ハウラーのヨットを沈めたのは9ヶ月前。ミスだと思われます。

 

 

解消された疑問

ウサギの足

前回ウサギの足がライオンに奪われていたので心配でしたが、今回でいつの間にか回収されていました。

その他気になったこと

ウサギ母

ウサギと母親の会話が描かれることを期待したのですが、何もありませんでした。

複雑な関係ゆえに親子水入らずなんて気分にはなれないでしょうから、そもそも会話自体なかったのかもしれません。

今後の展開

メリルが「地下駐車場に向かえ」と指示しているので、何らかの手回しをしてくれているのでしょう。

ただ、敵スタンドの攻撃力は9部の能力で対応するにはあまりにも規格外。

逃げながら本体を探すような防戦がメインになりそうです。

 

また、ジョディオたちは追跡防止のためスマホを捨てているので、『ピンクダークの少年』の最新話を読んで暗号を解くこともできない。

このままでは勝利から遠ざかっていくばかりなので、何か逆転の一手が地下駐車場に待っていることを期待したいです。

 

駐車場というロケーション的に「ボスから乗り物をもらう」という展開になるのは確実。

そうなると、ココ・ジャンボに比肩するような何かが手に入ることをどうしても想像してしまいますね。

関連

【次回】

【前回】

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【感想一覧】

jojo-stand.hatenablog.com

 

*1:ちなみに、大噴火を起こしてポンペイを火山灰に埋めた山でもある

【頻出疑問】プアー・トムを殺したのは誰なのか

『ジョジョリオン』19巻

信憑性★★★

結論:ワンダー・オブ・Uの能力によって殺された。プアー・トムに近付かれると仲間でさえも加圧攻撃を喰らうので、切り捨てた形。

 

『ジョジョリオン』19巻にて、敵の岩人間であるプアー・トムは、ロカカカの枝を持って仲間の元へ駆け寄っている途中、何者かに背後から撃ち抜かれるようにして死亡します。

 

彼が誰によって殺されたのか?

謎とされることもありますが、描写から見ると間違いなく「ワンダー・オブ・U」の能力によって始末されていると考えられます。

 

まず、プアー・トムが死亡する直前、消防士が撒く水がクローズアップされている点。

後の描写から、ワンダー・オブ・Uの能力によって水滴が人体を貫通する威力になることが分かっているので、「厄災で強化された消防士の水によって殺された」のだと読み取れます。*1

 

この時救急車には透龍が乗っているので、それに向かっていったプアー・トムは発動条件を満たしています。

 

「攻撃する意思がないのに条件を満たすのか?」と疑問に思うかもしれません。

しかし、26巻では明負悟を心配して近寄ったナース相手にも厄災が発動しているので、透龍にとって都合が悪ければ自由に排除できるようです。

 

つまり、このシーンの透龍にとってプアー・トムに近付かれることは「都合が悪かった」のです。

仲間だし枝を持ってきてるし何も悪いことはなさそうにも見えるのですが、実はこのシーンの直前にプアー・トム自身が言及しています。

救急車のヤツら……

窓は開けてここへ来るのかなあ・・・・・・・・・

車両の窓やドアは閉じてればそれはスタンドの「結界」

近づくと射程半径100mで救急車の車内も「加圧」されてくる…

この状況は知らずに来るからなぁ 救急車の窓は…閉じて走行してここへ近づいて来る気がする

あいつら仲間だからなあ……

 

『ジョジョリオン』19巻 プアー・トム

プアー・トムのスタンド、オゾン・ベイビーの加圧攻撃は敵味方関係ないので、救急車で近付くと透龍側にもリスクがあります。

 

当然窓を開ければ加圧を防ぐことはできるのですが、定助に顔を見られるリスクは避けたい。

そこで合理主義の透龍は「じゃあいっそのことあいつ殺しちゃおう、役目は終えたし」と切り捨てたのです。

 

ただ、この時トムは加圧能力をすでに解除しているので、完全に無駄に殺されたことになります。

かなり可哀想な末路です…

関連

第8部 ジョジョリオン 頻出疑問

 

*1:さらに言えば、この後追いかけた定助もしゃぼん玉が枝に塞がれたり転んだりするなど、厄災に襲われている

【頻出疑問】ジョジョ3部の家出少女は何のために出てきたのか?

信憑性★★★

結論:本当はメンバーの一人として入れたかったが、時代的に受け入れられないということで退場させた

 

ジョジョ3部に登場する家出少女。(アニメ化にあたって荒木先生により「アン」という名前が付けられました)

ごく短い期間だけジョースター一行に同行するも、そのまま大した活躍もなく退場してしまうので、ファンの間では何のために登場したのかよく語り草になります。

 

その真相について、荒木先生がとあるインタビューで答えてくださっています。

――第3部の空条承太郎を始めとするジョースター一行は、様々な人種が集まった集団でもありますよね。

荒木:そうですね。でもね、女性は入れられなかったんですよ。生死に関わる殴り合いとか、下手したらオラオラのパンチを食らわなきゃいけない場面に、可愛い女の子は出せないって思ったんです。(空条)徐倫の辺り(『ストーンオーシャン』)から、そういうのがなくなったんですよね。

 

――時代的にというか。

荒木:時代なのかな。『ジャンプ』の読者も(女性を)描いても全然気にしなくなりました。昔だったら(読者から)拒否されるんですよ。拒否されたら連載が終わってしまいますからね。そういうのが80年代の日本にはまだありました。少年漫画でも、ジェンダーだとか社会情勢とか、そういうものに対する見方が変わってきてると思います。第3部は、本当はあそこに女の子を入れたかったんですよね。ちょっといたんだけど……。

 

――家出少女のアンがいましたよね。

荒木:いたんだけどリタイアするんですよ。あの辺で(女の子も一緒に)行けるかなって思ったんだけど、ダメだった。入れたいんだけど長旅には過酷だろうなと思って、やっぱり男だけで行くかって。

 

――あの子はスタンド使いではなかったですが。

荒木:成長させるっていう手もありました。今はそういうのはないから。スタンドはどんなちっぽけなやつでも強くなれるので。

 

 

<インタビュー>荒木飛呂彦『ジョジョ』シリーズでともに歩んできたプリンスを語る | Special | Billboard JAPAN

ジョジョ3部連載時(1989年~1992年)は漫画では『魁!!男塾』や『ろくでなしBLUES』、洋画ではシュワちゃんやスタローン、ヴァン・ダムなど、筋骨隆々の男がエンタメの頂点だった時代。

 

仲間に女の子を加えたくて試してみたものの、時代的に読者に受け入れられないと考えて断念したというのが真相のようです。

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