もしもジョジョのスタンドがひとつだけ使えるとしたら ~「欲しいスタンド論争」に決着をつけるブログ~

もしもジョジョのスタンドがひとつだけ使えるとしたら、どのスタンドを選ぶのが良いか、を多方面から考察するブログです。

「広瀬康一」の「エコーズACT1、2、3」

作中ではACT3登場以後はACT2が再び登場する事はありませんでしたが(ACT1は再登場した)、ここではACT1・2・3は自由に切り替えて使えるという事にして考察します。

能力値

【エコーズACT1】

 

【エコーズACT2】

 

【エコーズACT3】

  • 第四部/第五部アニメ版

 

  • 第五部漫画版

能力

【ACT1】

  • 多種多様な音を再現し、人や物に染み込ませて鳴らすことが出来る。

 

【ACT2】

  • 尾の先端を変形させ擬音の形にしたもの(通称しっぽ文字)を貼り付けることで効果を発揮。触れた人間にその擬音に準じた感覚を与える

 

  • しっぽ文字には擬音に準じた特性を付与することも出来る。シアーハートアタック戦では、「ドジュウウ」を高温の塊として使った。

 

  • しっぽ文字は一つしかないが、露伴戦で「ベゴン」というしっぽ文字を一度に二つ出しているシーンがあるため、分割して使うこともできる模様。(ただしアニメ版では一つに変更されている)

 

【ACT3】

  • 周囲5m以内の任意の対象を重くできる。一度に重くできるのは一個だけ。

評価

有用性:★★★☆☆

 

まず、これひとつでもれなく三つの能力が手に入るというのが優秀。

スタンドは一人ひとつまでなので、これだけでも大きなアドバンテージとなります。

 

日常ではACT2のしっぽ文字が特に便利です。

例えば「ドジュウウ」という文字をヒーター代わりにしたり、「ドヒュウウウ」を扇風機代わりにしたり…発想次第でかなり幅広い使い方が出来ます。

 

重さを与えるACT3は日常では使いにくいかもしれませんが、自衛用として活躍してくれます。

 

ACT1とACT2は射程距離が50mと長いのが特徴で、ドローンのように使えます。

 

危険性:★★★☆☆

 

【ACT1】

音を出すだけの能力なので特に危険は無いでしょう。

 

【ACT2】

使用したしっぽ文字は忘れずに撤去するようにしましょう。

特に「ドッグオンン」なんかは触れた対象を大きく吹っ飛ばすため、床なんかに貼り付けたままにしていたら大事故が起きてしまいます。

©「ジョジョの奇妙な冒険」コミックス32巻より

 

【ACT3】

作中で、重くされたシアーハートアタックはアスファルトにめり込んでいました。

このように重くした物体が床に穴を開けてしまう可能性があるので、無闇に使うのは避けた方が賢明です。

 

悪用性:★★★☆☆

 

【ACT1】

ただ音を出すだけじゃん…と思われがちですが、音の効果というのは意外にあなどれません。

病は気から。そしてその「気」を形成するのは言葉です。

例えば、「不安だ」という文字を染み込ませて繰り返し鳴らすようにしたら、その人物はみるみる自身を無くしていく事でしょう。

エコーズの音文字は「体の内部から聞こえる」ため、普通のマインドコントロールよりもさらに深く心に影響すると思われます。

この人の言ってることは正しい」などの音を鳴らすようにすれば、誰でも簡単に懐柔することが出来そうです。

 

ただし、これらは洗脳の一種で、かなりタチの悪い使い方であることをお忘れなく。

 

さらに、存在しない音を再現することも出来ます。

©「ジョジョの奇妙な冒険」コミックス31巻より
仗助の眼球が潰れる音、「うぐえっ」という声を再現している。

このように人の声を完全に再現することが出来るのなら、電話越しで別人に成り済まして欺くことが出来そうです。

 

【ACT2】

しっぽ文字により色々な能力が使えますが、悪事においては危害を加える以外の使い道は特に無さそうです。

 

【ACT3】

この能力で体の一部を重くすれば大怪我させることが出来るでしょうが、それ以上の活用法はありません。

足止めに使おうにも、5m以上離れると解除されるので不便。

 

自衛力:★★★★★

 

形態を切り替えることで近距離・遠距離両方対応できますが、どの形態もスタンドの攻撃力自体はそれほどでもありません。

その分能力が強力なので上手く活用していくようにしましょう。

 

ACT3の重さを与える攻撃を一度でも当てれば相手の自由を封じることが出来ます。

その発動条件もラストの吉良戦での描写から「5m以内に入ってさえいれば自由に発動可能」ということでかなり緩いです。(手で触れる必要すらない)

©「ジョジョの奇妙な冒険」コミックス47巻より

ACT2もなかなか高性能。

作中では「ドッグオンン」のしっぽ文字で由花子を数十メートル近く吹っ飛ばしていました。

 

また、ゲームでの話なのであくまで参考ですが、「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」では「ドララララ」というしっぽ文字を使ってクレイジー・ダイヤモンドのラッシュを再現していました。

 

下の動画の5:01~

 

作中で一度だけ、クレイジー・ダイヤモンドを繰り出す際に「ドラララララ」という擬音が出ているシーンがあるため、そこから着想を得てこのような演出が実装されたのでしょう。

©「ジョジョの奇妙な冒険」コミックス46巻より

もしも、このゲームになぞって「ジョジョ世界で擬音があるものは全て再現できる」という特性だとしたら、ほぼ全てのスタンドの能力を使え、果ては波紋鉄球まで対応する擬音を鳴らせば再現できる完全無欠のスタンドということになります。

もちろん、原作でそんな描写は無いので妄想の域を出ませんが。

 

操作性:★★★★☆

 

このスタンドは三つの形態を持ち、それによって能力の特性が大きく変わるため、初めのうちは形態の切り替えに手間取るかもしれません。

総評

このスタンドだけで三種の能力がもらえるのは魅力的です。特にACT2は色々な使い方が出来ます。とはいえ、家電の代用の域は出なさそうです。

 

出来ることが多い割にはいまいち革新的な利用法が思いつきませんが、近距離パワー型と遠隔操作型スタンド両方が欲しい!という方は選んでも良いかもしれません。

というわけで、エコーズACT1、2、3の総評は、Cです。

関連

【形態を切り替えられるスタンド】

 

第四部 ダイヤモンドは砕けないのスタンド一覧