個人的に気になったので調べてみました。
第1部、2部までは味方キャラは善戦はするものの最終的には主人公がとどめを刺すパターンがほとんどなので一旦飛ばします。(後々やるかも)
というわけで、今回は第三部のジョースター一行の戦績を評価していきます。
他の部
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集計ルール
- 表中では、 勝利→〇 敗北→× 引き分け→△ と表す。
- 元々敵だった味方キャラクターは敵だった時の戦闘も集計する。
- 集計が終わったら、勝利数÷戦闘回数の百分率で勝率を算出。引き分けは一回を0.5勝分としてカウント
勝利・敗北・引き分けの判定基準は以下の通り。
勝利と判定
- 相手にとどめを刺した(とどめを刺した本人が死亡していた場合は引き分けとする)
- 勝利に大きく貢献するような活躍をした(ただし、戦闘面で遅れをとった場合は引き分け、死亡していた場合は敗北とする。例えばDIO戦の花京院はザ・ワールドの正体を暴くという活躍をしたが、その後死亡したため負け)
敗北と判定
- 死亡したり重傷を負ったりした(ただし死亡した本人が相手にとどめを刺していたら引き分けとする)
- 味方に助けてもらうことで死亡・負傷を免れたが、助けが来なかったら致命傷を負っていたと考えられる時
- 相手に大したダメージを与えられずに負傷だけした
引き分けと判定
- 明確な勝敗がついていない、もしくは相打ち
- 戦闘では負けたが、勝利に貢献するはたらきをした
集計しない場合
以下は戦闘としてカウントしないもの。
- その場にいたが目立った活躍も大した負傷もしていない場合
- あまりに戦闘描写が希薄すぎると執筆者が判断した場合(由花子戦の仗助と億泰など。二人は由花子の居場所を特定した以外は特に何もしていない)
- そもそも戦闘ではない場合(トニオさんなど)
今回だけの特別ルール
- 肉の芽は戦闘としてカウントしない
- フォーエバー(ストレングス)戦で承太郎以外の四人は全員ストレングスに拘束されて何も出来なかったため、承太郎以外は負け判定
- 鋼入りのダン(ラバーズ)戦のジョセフは、人質に取られただけということで戦闘としてカウントしない。(不意打ちでラバーズを潜りこまされたのを負けと判定したらさすがに可哀想な気がする)
- アラビア・ファッツ(サン)戦はその場にいた者のなかで唯一鏡のトリックを見破れなかったジョセフ以外全員勝利とする
- ミドラー(ハイプリエステス)戦では全員少しずつ負傷しているが、大した負傷ではないのでノーカウント。とどめを刺した承太郎にのみ勝利点を加点
- ダニエル・J・ダービー(オシリス神)戦のアヴドゥル、花京院は承太郎に魂を託すことで勝利に加担する形にはなったものの、見ていただけ(花京院に至っては勝手に賭けられただけ)なのでさすがに勝負としてカウントしない
- ヌケサクはその場にいる全員が正体を見抜けていたが、とても小規模な戦闘なので直接ボコった承太郎のみ勝利とする
ではようやくルール説明が終わったのでスタート!
空条承太郎
最強の男空条承太郎!
他のキャラと比べて圧倒的に勝率が高いのは何となく感じ取れますが、実際のところどれほどの実力でしょうか。ご覧ください。
対戦相手 | 勝敗 | 備考 |
モハメド・アヴドゥル(マジシャンズレッド) | △ | 策略にハマり牢屋から出されてしまったが勝敗はついていないので引き分け |
花京院典明(ハイエロファントグリーン) | 〇 | |
グレーフライ(タワー・オブ・グレー) | × | 攻撃を当てられず、負傷もしてしまったので負け |
偽キャプテン・テニール(ダークブルームーン) | 〇 | |
フォーエバー(ストレングス) | 〇 | |
ラバーソウル(イエローテンパランス) | 〇 | |
ズィー・ズィー(ホウィール・オブ・フォーチューン) | 〇 | |
エンヤ婆(ジャスティス) | 〇 | |
鋼入りのダン(ラバーズ) | 〇 | |
アラビア・ファッツ(サン) | 〇 | |
マニッシュ・ボーイ(デスサーティーン) | × | 動きを封じられて成す術も無かったので負け。初見殺しなので仕方ない... |
ミドラー(ハイプリエステス) | 〇 | |
ンドゥール(ゲブ神) | 〇 | |
カーン(アヌビス神) | 〇 | |
ジャン=ピエール・ポルナレフ(シルバーチャリオッツ&アヌビス神) | 〇 | |
アレッシー(セト神) | 〇 | |
ダニエル・J・ダービー(オシリス神) | 〇 | |
テレンス・T・ダービー(アトゥム神) | 〇 | |
ヌケサク | 〇 | |
DIO(ザ・ワールド) | 〇 |
結果は、20戦17勝2敗1分!
勝率は87.5%でした。
さすがは無敵の主人公。ジョースター一行のなかで最多の戦闘回数を誇りながら、勝率もほぼ9割と高水準。
しかも、ただ勝利数が多いだけではなく、味方の手を借りずに自分の力だけで勝利した回数も圧倒的に多いです。
勝利した戦闘の中で味方の補助が含まれているのは精々スティーリーダン、アレッシー、ダービー弟、DIOぐらいです。
つまり17分の13はほぼ独力で勝利している訳です。何たる破格の強さ。
ちなみに、敗北した2回の戦闘はどちらも花京院の単独活躍回でした。
承太郎の相棒ポジションに、ポルナレフを差し置いて花京院があげられることが多いのはこれが原因の一つかも。
花京院典明
お次は花京院典明です。
ンドゥール戦での一時退場や、元々戦闘に関わる機会が少ないこともあって伸び悩みそうですが、結果はどうでしょうか。ご覧ください。
対戦相手 | 勝敗 | 備考 |
空条承太郎(スタープラチナ) | × | |
グレーフライ(タワー・オブ・グレー) | 〇 | |
フォーエバー(ストレングス) | × | |
ホル・ホース(エンペラー)&J・ガイル(ハングドマン) | △ |
ポルナレフを逃がすことには成功したが勝敗はついていないので引き分け |
J・ガイル(ハングドマン) | 〇 | 金貨を利用して勝利に大きく貢献 |
鋼入りのダン(ラバーズ) | 〇 | |
アラビア・ファッツ(サン) | 〇 | |
マニッシュ・ボーイ(デスサーティーン) | 〇 | |
ンドゥール(ゲブ神) | × | |
テレンス・T・ダービー(アトゥム神) | × | |
DIO(ザ・ワールド) | × |
結果は、
11戦5勝5敗1分!
勝率は50.0%でした。
勝率は承太郎に比べればガクッと落ちましたが、これでもかなり良い方です。ンドゥール戦で退場する以前は目立った負けがほとんど無いのが大きかったようです。
花京院は戦闘回数の割に見せ場が多いのも特徴です。
マニッシュ・ボーイ(デスサーティーン)戦は花京院がいなければ全滅していましたし、死亡してしまったDIO戦でも、DIOのスタンドの正体を暴いて勝利に大きく貢献しました。
挙句の果てには参戦していないラバーソウル戦ですら「レロレロ」で爪痕を残す始末。
戦闘回数では承太郎、ポルナレフの2TOPに遅れをとる代わりに、一つ一つの出番で印象的なものが多くなっています。
ジャン=ピエール・ポルナレフ
剣術の達人ポルナレフです。
ポルナレフは途中参戦したキャラクターにも関わらず、かなり頻繁に戦闘に参加しています。
むしろ出てこない戦闘を探す方が難しいくらいです。
そして、味方に助けてもらうシーンも多いように感じますね…一体どんな結果になったのでしょうか。ご覧ください。
対戦相手 | 勝敗 | 備考 |
モハメド・アヴドゥル(マジシャンズレッド) | × | |
フォーエバー(ストレングス) | × | |
呪いのデーボ(エボニーデビル) | 〇 | |
ホル・ホース(エンペラー)&J・ガイル(ハングドマン) | × | |
J・ガイル(ハングドマン) | 〇 | |
エンヤ婆(ジャスティス) | × | |
鋼入りのダン(ラバーズ) | × | 偽物のラバーズ達を前に翻弄されるだけだったため負け |
アラビア・ファッツ(サン) | 〇 | |
マニッシュ・ボーイ(デスサーティーン) | × | |
カメオ(ジャッジメント) | × | アヴドゥルが助けに来なければやられていたため負け |
イギー(ザ・フール) | × | |
ンドゥール(ゲブ神) | × | 偶然腕時計が鳴らなければやられていたため負け |
チャカ(アヌビス神) | 〇 | |
カーン(アヌビス神) | × | |
空条承太郎(スタープラチナ) | × | アヌビス神に操られていた時だが一応集計する |
アレッシー(セト神) | 〇 | |
ダニエル・J・ダービー(オシリス神) | × | |
ヴァニラ・アイス(クリーム) | 〇 | |
DIO(ザ・ワールド) | × | 背後から奇襲を仕掛けるも失敗 |
結果は、
19戦6勝13敗0分!
勝率は31.6%でした。
やはりと言うべきか、今回集計した中で最低の勝率を叩き出してしまいました。
戦闘回数は承太郎より一回少ないだけとかなり優遇されていますが、勝利したのは6回のみ。
勝利したものでも味方に助けてもらっての勝利も多く、単独で勝利したと言えるのは呪いのデーボ、チャカ、アレッシーぐらいです。
さらに、五部で再登場した際にはディアボロに2回敗北しているので、それも考慮すると勝率は28.6%という悲惨な結果に…
承太郎が圧倒的強さを誇るので対比的に強さを下げられてしまったようです。
モハメド・アヴドゥル
お次はアヴドゥルです。炎を操るという能力がシンプルながら強すぎたせいで、三度も退場させられてしまうという憂き目に遭っています。
対戦相手 | 勝敗 | 備考 |
空条承太郎(スタープラチナ) | △ | 承太郎を牢屋から出す事には成功したが勝敗はついていないため引き分け |
ジャン=ピエール・ポルナレフ(シルバーチャリオッツ) | 〇 | |
フォーエバー(ストレングス) | × | |
ホル・ホース(エンペラー)&J・ガイル(ハングドマン) | × | 1回目の退場 |
カメオ(ジャッジメント) | 〇 | |
ンドゥール(ゲブ神) | × | 2回目の退場 |
マライア(バステト女神) | 〇 | |
ケニーG(ティナー・サックス) | 〇 | 炎の生物探知機で幻覚によるステルスを看破したため勝ち |
ヴァニラ・アイス(クリーム) | × | 3回目の退場 |
結果は、
9戦4勝4敗1分!
勝率は50.0%でした。
やはりアヴドゥルを戦闘に出してしまうと「燃やして終わり」になってしまうからなのか、戦闘回数が少なめになっています。
勝率自体も抑えめですが、マジシャンズレッドをしっかり使ったポルナレフ戦とカメオ戦でほぼ完封勝利をしているため、マジシャンズレッド=チート級に強いというイメージが付いたようです。
ジョセフ・ジョースター
前部の主人公のジョセフです。
全盛期から年を重ねて69歳となっていますが、戦績はどれほどのものでしょうか。
対戦相手 | 勝敗 | 備考 |
フォーエバー(ストレングス) | × | |
ネーナ(エンプレス) | 〇 | 三部ジョセフ唯一の単独勝利 |
アラビア・ファッツ(サン) | × | 鏡のトリックを見破れなかったため負け |
マニッシュ・ボーイ(デスサーティーン) | × | |
マライア(バステト女神) | 〇 | |
ダニエル・J・ダービー(オシリス神) | × | |
テレンス・T・ダービー(アトゥム神) | 〇 | ハーミットパープルによるイカサマで活躍 |
DIO(ザ・ワールド) | × |
結果は、
8戦3勝5敗0分!
勝率は37.5%でした。
勝率はポルナレフよりは上ですが、勝利数自体は今回集計した中で最低の3勝でした。
それでもジョセフが役立たずみたいなイメージが無いのはメンバー最年長者としてみんなのまとめ役を担ってる描写が多いからでしょう。ジョセフが欠けるとチームの統率感がガクッと下がってしまいます。
イギー
最後はイギーです。
途中から参戦した影響で戦闘回数が少ないので少し甘めに集計しました。
ちなみに、ペット・ショップ戦の前にイギーが大型犬二頭を殺気で退けるシーンがありましたが、これは戦闘が起きてすらいないのでノーカウントです。
対戦相手 | 勝敗 | 備考 |
ジャン=ピエール・ポルナレフ(シルバーチャリオッツ) | 〇 | |
ンドゥール(ゲブ神) | 〇 | 巻き込まれただけではあるが勝利に貢献したため勝ちとする |
少年(アヌビス神) | 〇 | 落ちていた飴を拾い食いしただけだが勝利には変わりない |
ボインゴ(トト神) | 〇 | 木箱をぶつけられたことに怒って嚙み付いただけだが一応勝ち |
ペット・ショップ(ホルス神) | 〇 | 初めて能動的に参戦した戦闘 |
ケニーG(ティナー・サックス) | 〇 | |
ヴァニラ・アイス(クリーム) | × |
結果は、
7戦6勝1敗0分!
勝率は85.7%でした。
何とヴァニラ・アイス戦以外は全て勝利するという優秀な戦績。
まあ、オチ要員としての勝利が多いので少しズルいかもしれませんが…
まとめ
それでは、今回集計した戦績を勝率ランキング順にまとめます!(括弧内が勝率です)
分
1位 空条承太郎 (87.5%/20戦17勝2敗1分)
2位 イギー (85.7%/7戦6勝1敗0分)
3位 花京院典明 (50.0%/11戦5勝5敗1分)
3位 モハメド・アヴドゥル (50.0%/9戦4勝4敗1分)
5位 ジョセフ・ジョースター (37.5%/8戦3勝5敗0分)
6位 ジャン=ピエール・ポルナレフ (31.6%/19戦6勝13敗0分)
承太郎が1位なのは納得ですが、驚くべきはイギーが承太郎とほぼ同率の勝率を誇っているということ。戦闘回数が少ないのもありますが、ヴァニラ・アイス戦で死亡してしまった以外は全く負け無しという打率の高さが何気に凄いです。
また、2位と3位の差が約40%もある事も刮目ポイント。
3部を読んでいる時に感じる「承太郎の一強感」は数値的にも間違ってないという事ですね。
そして、ポルナレフは残念ながら最下位という結果に…
能力がシンプルで分かりやすいからこそ、新手のスタンド使いの脅威を示す指標として使うのに便利だった事が原因だと思います。「承太郎の一強感」の皺寄せがポルナレフに行ってしまっている感じ。
こういう新しい視点でジョジョを見直してみるとまた新たな発見があって面白いです。
では今回はこの辺で。読んでいただきありがとうございました!