能力値
基本能力
- 時間を十数秒ほど消し飛ばすことができる。
- 消し飛んだ時間は本体以外には一切認識できない。
- 時間が消し飛んでいる間は、本体を含む全員が周囲のものに干渉できない。
「エピタフ(墓碑銘)」
- 額についている顔を未来に飛ばすことで未来予知を行う。見られる未来は数十秒程度先まで。
- 基本的に見た未来を変えることは出来ないが、その部分の時間を消し飛ばせば変えられる。
評価
有用性:★★☆☆☆
時飛ばしは「ピンチの状況から抜け出す」ためのものとして使えます。
ナイフで刺されそうになろうが車に轢かれそうになろうが、時を飛ばせば全て無効化できるわけです。このスタンドによる一番のメリットは、何事にも代えがたい絶対的な安全と安心が得られることかもしれません。
エピタフには、同じ予知能力のトト神と比べると「見られる未来が数十秒先までの近い未来までで、一部分だけ」という点で劣っています。助言もなし。
一応「任意のタイミングで見られる」点では上ですが、これは戦闘に使う時以外では特に役に立たないアドバンテージ。
やはり、「戦闘に用いる」ことを想定した性能になっているので、「日常での使い勝手」を考えた場合、どうしてもトト神には敵いません。
危険性:★★☆☆☆
時飛ばしが世界中に影響するとなると、時を飛ばした瞬間に世界各地で事故が多発する可能性があります。
あくまで可能性であって、原作でそのような描写は無いので★2つとしておきました。
悪用性:★★★☆☆
時を飛ばしている間に窃盗が出来れば良いのですが、時飛ばし中は物に干渉できないため不可能です。*1
時が飛んでいる世界でも監視カメラなどの記録媒体の録画は続くため、証拠もバッチリ残ってしまいます。
時飛ばしを悪事に使えるような機会は追跡者を巻く時ぐらいです。
自衛力:★★★★★
相手の攻撃を予知し、その部分の時を飛ばせばどんな攻撃が来ようと無効化できます。
対処不可能なのはメタ攻撃のゴールド・エクスペリエンス・レクイエムぐらいです。自衛力に限ればトップクラスの性能と言って良いでしょう。
操作性:☆☆☆☆☆
時飛ばしは時間停止と違って、時間自体は進んでいるので、周囲への影響が大きく使いこなすのは困難です。
エピタフの方もトト神と比べて近い未来しか見れないうえに、文字による助言なども無いため使い勝手はイマイチ。
これは蛇足ですが、髪の内側に予知映像を映す関係上、前髪がないと使えない可能性もあります。
総評
戦闘に特化した能力ということで、日常で活用するのは困難です。
「時飛ばし」という能力が「時間停止」と違って仕様がややこしく扱いづらいのもあって、ザ・ワールドと比べるとどうしても使い道が限られてきます。
戦闘においては最強クラスとはいえ、日常で使うとなると何もかも中途半端で微妙な性能になってしまうので、敢えてこのスタンドをもらう必要はないでしょう。
というわけで、キング・クリムゾンの総評は、Dです。
関連
【時間操作】
【未来予知】