能力値
【キラー・クイーン】
【シアーハートアタック】
【バイツァ・ダスト】
能力
第一の爆弾
- スタンドが触れたものを爆弾に変える。
- 爆弾は一度に一つまでしか作ることができない。作り直すためには、先に作った爆弾を作動させる必要がある。
- 接触弾と着弾点火弾が存在する。
接触弾
- 爆弾が最初に触れた物だけを爆破して消し飛ばす。この際、爆弾それ自体は消えずに、普通の物体に戻る。静音性が高い。
着弾点火弾
- 手動で点火ボタンを押すことで作動する。
- 作動した際に爆弾が何かに触れている場合は、その触れている物だけを消し飛ばし、爆弾自体は無傷で元の物体に戻る。
- 何にも触れていない状態で点火した場合は、通常の爆弾のように、周囲を無差別に破壊しながら爆発する。この場合、爆弾は消えてしまう。
第二の爆弾 「シアーハートアタック」
- 温度の高い物を優先して追跡し、体温に近い温度を検知して爆発する自動追跡型スタンド。
- 非常に硬い装甲を纏っており、たいていの物理攻撃を無効化する。
- キラークイーンの左手から発射されるため、ダメージは左手だけに反映される。
第三の爆弾 「バイツァ・ダスト(負けて死ね)」
- スタンド能力を持たない一般人に本体が正体を明かすことで、キラークイーンを仕掛けることができる(地雷にする)。このキラークイーンは、地雷となった対象を自動的に守る。
- 地雷となった対象が誰かに本体の正体を明かす、もしくは誰かに本体の素性について質問されることで発動条件を満たし、正体を知った人物を爆死させて時間を1時間ほど戻す。初回のみ、「極限まで絶望した状態で点火ボタンを押す」ことでも起動できる。
- 時間が戻っても、バイツァ・ダストを解除しない限り以前と同じような結末を辿ることになる。(時が戻る以前の時間軸で爆死した人物は必ず爆死するなど)
- 最初に発動する時にだけ本体が絶望する必要がある代わりに、一度発動に成功すると解除しない限り効果が永続する。
- タイムリープした際に記憶が残るのは地雷となった人物だけだが、初回のみ例外で本体の記憶も残る。*1
- バイツァ・ダストの発動中は、キラークイーンやシアーハートアタックを一切使用できない。
評価
有用性:★★★☆☆
物騒な能力が多く日常で活用するのはなかなかに困難です。
第一の爆弾はゴミの廃棄や害虫駆除ぐらいには活用できますが、シアーハートアタックに関しては殺人以外の利用方法がありません。
バイツァ・ダストの時間を戻す効果は使えそうですが、絶望しないと発動できないという制限があります。
原作の描写によると死の瀬戸際レベルまで追い詰められる必要があるので、寝坊ぐらいの小さなミスでの発動は不可能です。
とはいえ、長い人生、「いっそ死んでしまいたいぐらいの絶望的状況だが、1時間戻れれば何とかなる」という限定的な状況が訪れることも有り得ます。
そんな時の保険としてこの能力をもらうのはアリです。
安全性:★☆☆☆☆
スタンドの爆発には本体も例外なく巻き込まれてしまうという欠点があります。
特に、シアーハートアタックは自動追跡型スタンドなので、本体が爆発に巻き込まれないような工夫が必要です。
悪用性:★★★★★
この能力は、悪用専用と言っても良いほど、そっち方面に特化しています。
都合の悪い物は全て爆破して消してしまい、シアーハートアタックで安全圏から厄介者を始末し、バイツァ・ダストに至っては、時間を超えて足跡を消すことができます。
やろうと思えば、いくらでも悪用が可能です。
自衛力:★★★★★
爆弾化能力のおかげで、触れるだけで敵を倒せます。
また、自ら赴かずともシアーハートアタックに任せることができますし、いざとなったら、バイツァ・ダストで窮地を脱する選択肢もあります。
「静かに暮らしたい」男のスタンドらしく、自衛性能はトップクラスです。
操作性:★☆☆☆☆
第一の爆弾は点火するタイミングを本体が決める必要があったり、第二の爆弾は自動追跡型で制御が効かないのに目立つ攻撃方法であったり、バイツァ・ダストは発動条件が曖昧であったりと、全体的に使いづらい性能をしています。
総評
さすがにラスボスのスタンドだけあって、悪用における性能はトップクラスです。特に、正体を隠して暗躍したいような人は、バイツァ・ダストを重宝することでしょう。
しかし悪用しやすい反面、日常で使うシチュエーションがほとんど存在しないことや、爆弾を使うリスクや使いこなす難易度を加味し、少し評価を下げました。
というわけで、キラークイーンの総評は、Bです。
関連
*1:バイツァダストを発動したことにすら気付けないのを避けるためか