能力値
能力
- 世界中の時間を加速させる。生物は時間の加速についていけないためいつも通りの速度だが、このスタンドの本体だけはついていくことができる。
- 時が加速し続けると現在の宇宙が終焉を迎え、生物はこれから起きる物事を全て把握した状態で新たな宇宙に移動する。(この現象を一巡と呼ぶ)
- 一巡前に死亡したものは新たな宇宙には行けない。代わりによく似た別人が作られて配置される。
評価
有用性:☆☆☆☆☆
プッチは「全人類を天国に導きたい」という一心でこの能力を生み出しました。
これだけ聞くと良さそうですが、この天国とは「未来の出来事を全て把握して覚悟すれば幸せだ」という理論に基づき作られた「全ての生物がこれから起きる物事を全て知っている世界」のことであり、望むものが何でも手に入るような都合の良い世界ではありません。
第一、時間を加速させる段階で多くの人間が交通事故などで命を落とすことになります。皆を幸せにしたいという心意気があっても、この能力を使うべきではありません。
危険性:★★★★★
有用性の欄でも書いたように、時間を加速させる段階で多くの人間が命を落とします。
一巡が成功した後の世界への影響も計り知れません。軽はずみに使うような能力ではないのは確かです。
悪用性:★★★☆☆
時の加速により世界中を混乱に陥れたり、「一巡後の世界では本体だけが運命を変えられること」を利用して思うがままを尽くしたりは出来ますが、大した利益を得られるわけではないので虚しくなるだけでしょう。
自衛力:★★★★★
時を加速させれば大抵のスタンドには見切れないほどの速度で動けるため一方的に攻撃できます。
ただし、投擲武器や銃などの加速についていける武器*1、毒ガスなどの範囲攻撃には弱い点に注意。
操作性:☆☆☆☆☆
この能力が最終的に行き着くのは「世界を丸ごと作り変える」という現象。そんな桁外れのスケールの現象を平然と起こせる人間はそういないでしょう。
総評
時間を加速させることで得た圧倒的スピードから「どのスタンドが最強か」議論では常連のスタンドですが、能力の本質は「世界を作り替え、全人類を天国に導く」という部分。
しかし、この天国とはプッチの考えによる影響が大きく、万人が納得するような素晴らしい世界と言えるものではありません。
そもそも時間を加速させる段階で多くの死者を出すことになるため、皆を幸せにしたいからといってこの能力を手に入れようとするのはお門違いです。
というわけで、メイド・イン・ヘブンの総評は、Eです。
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【進化前】