もしもジョジョのスタンドがひとつだけ使えるとしたら ~「欲しいスタンド論争」に決着をつけるブログ~

もしもジョジョのスタンドがひとつだけ使えるとしたら、どのスタンドを選ぶのが良いか、を多方面から考察するブログです。

ジョジョって結局何部から見るべきなの?この疑問に答えます!

第6部までのアニメ化が無事終わり、これから初めてジョジョを見始める方もたくさんいると思います。

 

そんな方達のために、「ジョジョは何部から、どんな順番で見るべきか?」この問題に自分なりの答えを出してみました。

 

 

何部から見るべきなのか?

結論から言ってしまいます。

 

順番など気にせずに、自分が一番興味が湧く部から見て構いません。

 

ただし!

1部から5部までは、好きな順番で見ても構いませんが、第6部だけは!1部から5部を全て見終わったあとで見てほしい!

 

7部、8部、9部についてはいつ見ても良いと思いますが、おすすめは6部を見た後です。

 

イメージ図

 

何故私がこんな結論に至ったのか?それを説明するために、少しだけ予備知識のお話をします。

 

まず、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは、「」という区切りごとに、主人公と舞台が変わるという形態をとっており、2024年現在第九部が連載中です。

 

ここで、全ての始まりである第1部の軽いあらすじを紹介します。

舞台は1888年のイギリス

この場所で、ある二人の少年が出会います。

一人は貴族の息子であるジョナサン・ジョースター。(いわゆる初代ジョジョ)

そしてもう一人は、貧民街出身のディオ・ブランドーです。

 

名前ぐらいは聞いたことがあると思います。

 

©「ジョジョの奇妙な冒険」コミックス1巻より



基本的に、6部までの大抵の部は、この二人の意志を継ぐ者が成す対立構造を描いたものです。

二人の間には運命的と言えるほどの因縁があり、あらゆる場面で、「ジョジョ」「ディオ」の名前を聞くことになります。

 

 

そして、この二人の因縁の決着が着くのが第6部です。

舞台は2011年のアメリ

 

二人の因縁は何と100年以上にも渡っているんです。

現実の連載期間でも16年

 

そんな長期に渡る対立の結末が一体どうなってしまうのか、気になりませんか?

詳細は何も話せませんが、ここで作者が描いた結末は、16年分の連載期間、そして100年分の作中時間に耐えうるほどの美しいものです。

 

この結末の素晴らしさをマックスで感じてもらうために、6部までの物語は、必ず六部の前に見ておいてほしいのです。

 

 

欲を出せば、全て一から順番に見てほしいという気持ちはありますが、長期連載というのもあるので挫折しないようにと、そこは妥協しました。

 

ここまで読んで、「ジョースター家とディオの因縁に興味が湧いた!」という方は、ぜひ一部からご覧ください。

スタンドが出ないからつまらないなんて言う人がたまにいますが、そんなことはありません。

詳細は言えませんが、特に1部は、長きにわたるジョナサンとディオの因縁を支えるものに似つかわしい、紛うことなき名作です。

 

因縁とかはいいからとりあえずスタンドバトルを見たいな」という方は3部5部がおすすめです。

これぞ能力バトル!な熱い戦闘が多く、人気が高い部です。

 

そもそも興味が湧く部が無いんだけど…という方は、下の名作MADを一度ご覧になるとビビッと来る部が見つかるかもしれません。

ただし、もちろんネタバレが含まれますのでご注意ください。

 

 

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 STARTER BOOK」で検索すると、第9部を除く全ての部の第1話が収録されたものが無料で読めるのでそれを利用してみるのも良いと思います。

各部のあらすじ

 

全ての部のあらすじを簡単に紹介します。

 

第1部

舞台はイギリス

ジョジョとディオの因縁の全ての始まり。

「波紋」という特殊な呼吸法を使い、吸血鬼とのバトルを繰り広げます。

 

注目すべきはやはりジョナサンとディオの関係性です。

ジョナサンは善の化身とでも言えるような、自分の身を呈して世界のために戦う気高い男。

そしてディオは野心に溢れ、良心のタガが一切存在しない、まさに悪の化身

この二人は正反対のようで、似通ったところもあり…とにかく、こればかりは見ていただかないと伝わりません。

 

第2部

舞台はアメリカ・イタリア

吸血鬼の上位種が登場。規模でいえば一番大きいです。

主人公のジョセフ・ジョースターは、敵と比べて力でいえば遥かに劣っています。

彼の武器は頭脳。歴代主人公でもトップクラスと言われる機転と先見力の高さで、格上の相手にギリギリで勝利していく様子は痛快です。

「相手より強い力で捩じ伏せる」わけではない、いわゆる「頭脳バトル」の礎を作った部といえます。

 

第3部

特殊能力「スタンド」が登場。

今までは「同じ能力の強さを比べる」ものでしかなかった能力バトルを、「一人一人能力が違い、相性で勝敗が決まる」ものとした、言うなれば、現在までの異能力バトルの起源となる作品です。

主人公は有名な空条承太郎

主人公の母親を救うという目的を果たすため、5人の男がエジプトに向けて旅をします。

世界各地が舞台になります。

 

第4部

舞台は日本の小さな田舎町

舞台は全ての部の中で最も小規模ですが、「日常に潜む悪」を描いており、スリリングな魅力があります。

ラスボスは「人間の悲しみ」をテーマにした、最近の作品にも登場しないような極めて珍しい人間です。悪役でありながら、共感するファンも多くいます。

あの有名な「だが断る」が登場する部でもあります。

 

第5部

舞台はイタリア

ギャングの世界で成り上がっていく話。

主人公チームのキャラが立っているのはもちろんのこと、他の部とは違い、敵も信頼で固められたチームで動いていて、とても魅力的。

3部に次いで人気の部です。

 

第6部

舞台はアメリカの刑務所

ジョースターとディオの意志を継ぐ者が衝突し、いったん因縁に決着が着きます

 

第7部

舞台はアメリ

国中を巻き込んだアメリカ横断レースが始まるが、そこにはある陰謀があって…?

登場人物一人一人に正義があり、明確な敵というものが存在しないのが特徴。

丁寧かつドラマチックに描かれたストーリーに、虜になるファンは多くいます。

 

第8部

舞台は日本の田舎町

血縁」を重視するジョジョにおいて、何の出自も分からない男が地中から這い上がってくるという異色の始まり方をします。

そんな思い出のない男が、自身のアイデンティティを取り戻すために、孤独に戦っていく話です。

 

第9部

連載が始まったばかりなので詳細は言えませんが、これまでのジョジョを見てきたファンが、「なるほどこう来たか!」と驚嘆するような、そんなテーマが題材となっています。

 

 

ちなみに、ジョジョの作者である荒木飛呂彦先生は、「他の部と独立しているから、7部か8部から見るのが良い」とおっしゃっています。

 

その言葉通り、7部以降の物語はジョジョとディオの関係性がそこまで深くないため、初めての人でも理解しやすいと思います。

 

特に第7部は、一つの部で綺麗にまとまっていて、かつ、歴代最高傑作と称するファンも多い部なので、とりあえず「ジョジョ」の世界に触れたい!という人にはお勧めできるかもしれません。

 

 

まとめ

長々と話しましたが、伝えたい事はこれだけです。

 

  • ジョジョは基本的に好きな部から見ていいが、第6部だけは1から5部全てを見終わったあとで見てほしい。

 

  • 7部、8部、9部は、6部を見終わった後がお勧め。

 

この記事で一人でも多くの方が新しくジョジョに触れられたら幸いです。

 

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!