能力値
基本能力
- 料理に混ぜこんで摂取することで、病気や体調不良を治すことができる。
- 「料理の薬膳効果を増幅させる」のが本来の能力のようで、質の良い食材を使わないと能力が上手く発揮されない。
評価
有用性:★★★★★
病気を治せるという唯一無二の能力を持っています。これはクレイジー・ダイヤモンドには出来ないことです。
作中で治したのは、寝不足、肩こり、虫歯、下痢、水虫などなど。大抵の病気は治せそうです。
「岸辺露伴は動かない」では、何と現代の医学では摘出できない段階の脳腫瘍の治療に成功していました。
また、虫歯を治した際は、「虫歯を一度引っこ抜いた後に、一瞬で新しい歯を生やす」というなかなか無茶な治し方をしていました。これを応用すれば、折れた腕の治癒力を高めるなどして怪我を治すことができそうです。本来生え変わるはずのない永久歯で出来ていたのだから、腕の骨を繋げるくらい出来るでしょう。
危険性:☆☆☆☆☆
病気が治る時は若干グロテスクですが最終的には健康になります。危険は特になし。
悪用性:☆☆☆☆☆
人を健康にするスタンドを悪用できる気はしません。
自衛力:☆☆☆☆☆
スタンドが行うのは料理に入り込んで病気を治すことのみ。スタンド使いに襲われたときにやれることはありません。
操作性:☆☆☆☆☆
この能力を使いこなすのに必要なのは、料理の腕と、質の良い食材。
ワタシは人々が快適な気分になるための料理を求めて世界中を旅してきました
中国の漢方料理も習いました...
アマゾンの「薬使い師」にも修行しました...
アフリカの山野草も研究しました...
「ジョジョの奇妙な冒険」コミックス33巻 トニオ・トラサルディーのセリフより
上記のセリフを見ると、使いこなせるようになるには生半可な努力ではまず不可能だと分かります。
そもそもこのスタンドは、トニオさんが「理想とする料理を求めて世界中を旅していた時に初めて気が付いた」能力のため、ドラゴンズ・ドリームやボール・ブレイカーのように技術を極めた結果生まれたものと考えられます。ただ手に入れただけで使いこなせるようになるわけがないのです。
「健康はかけがえのないものだから、料理で治せるのであれば、長い時間を掛けて修行を積み高級食材を収集するのも躊躇しない」という考えの人なら向いているとは思いますが、その信条を掲げて地道に努力を重ねられる人はそう多くないでしょう。
総評
病気を治せるという唯一無二の能力を持ちながら、活用できるかは全て本体の努力にかかっています。
人を健康にすることに不断の努力を注げる人は持っていても良いですが、なかなかいないでしょう。
最高の能力なのは事実ですが、使いこなせるのはトニオさんぐらいしかいないという絶妙なバランス。
上手く使うことが出来れば脳腫瘍ですら治せるという効能の手広さは魅力的ですが、操作難度の高さを考えて落ち着いた評価となりました。
というわけで、パール・ジャムの総評は、Bです。