能力値
能力
- 臭いを記憶して、それを元に対象を追跡する。最大時速は60km。追跡中は無数の足跡のような形に変わる。
- 臭いを記憶するには、能力で作った部屋に対象を入れるか、対象の所有物などを嗅ぐ。
- 生物からは養分を吸い取ることができ、吸い取ると本体の怪我が治癒する。
- このスタンドが発現すると本体の嗅覚も強化される。
評価
有用性:★★★★★
臭いを元に対象を追跡する…これってまさに警察犬の仕事です。
犬と同等かそれ以上の嗅覚に人間の知能、さらにスタンドの追跡力がつけばどんな行方不明者も逃亡犯も発見する最強の捜査官となれるでしょう。
もっとも、司法関係の仕事につかない限りなかなか腕をふるう機会は無いかもしれませんが…
作中では遠くから桃が腐っている事や生理中である事を見抜いたり、果てはどんな臭いか想像もつかないアドレナリンの臭いまで嗅ぎ分けていました。
化学物質の臭いを感じるレベルにまで嗅覚が研ぎ澄まされているわけです。
病気の中にはガンのように発症すると体臭が変わるものもあります。身近な人が発病した時にいち早く気付いてあげられるかもしれません。
さらに、犬が人間の感情を臭いで察知するように、相手の感情を汲み取る能力が上がる可能性もあります。
最後に、「人の養分を吸って自分の傷を治す」行為について。
養分を吸われた人はもれなく瀕死になるので、自分の傷を治すためだけに人から養分をいただくのは紛れもない悪用だと言えるでしょう。
よって、これについては有用性ではなく悪用性として評価します。
もし植物からも養分が吸えるのであれば、除草剤としては使えるかも。
危険性:☆☆☆☆☆
追跡の能力だけ使う分には特に危険は生じないでしょう。
悪用性:★★★★☆
長い射程としぶとく追跡する持久力により、臭いさえ覚えてしまえばどんな相手でも殺害できます。
自分さえ良ければいいという考えの持ち主なら、人から養分を吸収して傷を治すのに使えます。
自衛力:★★★★☆
ハイウェイ・スターは遠隔操作型スタンドとしても使うことが出来ます。自動追跡型として使うのはそれこそ追跡の時だけなので、自衛は遠隔操作型として行うことになるでしょう。
「養分を吸う」という攻撃方法により擬似的に射程と火力を両立しており、遠隔操作型スタンド特有の火力不足問題を解消できているため、距離をとって戦えばまず負けません。
近接戦には滅法弱いため、いかに相手を近づけないかが重要です。
操作性:★★★☆☆
能力発動のために「相手の臭いを覚える」、これが意外に難しい。
幻覚の部屋を作っても用心して入ってこない可能性がありますし、標的の所持品を手に入れるのも容易ではありません。
総評
とにかく「追跡」に重点を置いたスタンドなので、警察官や探偵など、犯罪捜査にまつわる仕事に就くのであれば役立つと思います。
それ以外の職業の人にとっては持て余す結果となりそうです。
というわけで、ハイウェイ・スターの総評は、Cです。