もしもジョジョのスタンドがひとつだけ使えるとしたら ~「欲しいスタンド論争」に決着をつけるブログ~

「もしもジョジョのスタンドがひとつだけ使えるとしたら、どのスタンドを選ぶのが良いか」を多方面から考察するブログです。

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「ダニエル・J・ダービー」の「オシリス神」

能力値

能力

  • 相手に「魂を賭ける」と宣言させたうえでゲームに勝つことで、魂を奪ってコインの形に出来る

 

  • 本体が死亡すると奪った魂は全てあの世に飛んでいく。

評価

有用性:☆☆☆☆☆

 

能力を行使する≒相手を死なせるということなので、日常で役立つようなシチュエーションは皆無と言って良いでしょう。

 

安全性:★★★★★

 

能力の発動条件の複雑さから、うっかり相手の魂を奪ってしまったなんて事態が起きる危険はありません。

 

悪用性:★★☆☆☆

 

冗談半分でも相手に「魂を賭ける」ことさえ認めさせれば魂を奪い取れるので、上手く立ち回ればどんな強者でも殺害できます。相当な話術とギャンブルの力量が要求されますが…

奪った魂を人質として使うことも出来ます。

 

自衛力:☆☆☆☆☆

 

魂を賭けると認めさせたうえでゲームに勝つ」という手順を踏まないと相手を攻撃できないため、自衛力は皆無です。

 

操作性:☆☆☆☆☆

 

いきなりゲームに誘ったところで乗ってくる人は少ないでしょう。「魂を賭ける」なんて言われたら尚更です。

この能力を行使するには、親密になって警戒心を解くか、酔わせて判断力を失わせるなどの工夫が要求されます。

総評

ダービー兄戦は名勝負ですが、オシリス神というスタンド自体は日常で使うとなるとほとんど役に立ちません。

というわけで、オシリス神の総評は、Eです。

関連

第3部 スターダストクルセイダースのスタンド一覧

 

【弟】

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【ギャンブル】

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「ンドゥール」の「ゲブ神」

能力値

能力

  • のスタンド。高速移動や鋭い爪を活かした切り付ける攻撃などが行える。

 

  • 気管に入って窒息死させたり、砂に染み込んで姿を隠したりと水らしい性質を持つ。

 

  • 遠隔操作型スタンドにしては珍しく、本体と視覚を共有する機能を持たない。その分射程は非常に長く、少なくとも4km以上

評価

有用性:☆☆☆☆☆

 

攻撃以外に使い道が無い能力なので、日常で役立つ状況は無さそうです。

 

安全性:★★★★★

 

このスタンドを使うことにより危険は生じません。

 

悪用性:★☆☆☆☆

 

悪用できそうなのは殺人に使う時ぐらい。溺れさせるというややトリッキーな殺害の仕方も出来ますが、それ以上の使い道はありません。

 

自衛力:★★★★★

 

戦闘力はかなり高く、不意打ち気味とはいえスタープラチナが受け切れない速度の攻撃を放っています。

遠隔操作型スタンドであるにも関わらず、近接戦闘も十分やっていける性能です。

 

操作性:☆☆☆☆☆

 

このスタンドには本体と視覚を共有する機能がありません

本体のンドゥールは研ぎ澄まされた聴覚で遠隔からでもこのスタンドを自由に扱えていましたが、特別な訓練も積んでない我々が扱う場合、フルに活用する事はまず不可能です。

せいぜい目の届く100mくらいが限界でしょう。せっかくの長射程を活かせないので、操作性はゼロとしました。

総評

シンプルな能力ゆえ日常で活用する機会はありませんが、自衛力だけは高いので最低評価は免れました。

というわけで、ゲブ神の総評は、Dです。

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第3部 スターダストクルセイダースのスタンド一覧

 

【水のスタンド】

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「マニッシュ・ボーイ」の「デスサーティーン(死神13)」

能力値

能力

  • 悪夢世界(ナイトメア・ワールド)」という空間を作り出し、本体の近くで眠った者を引き摺り込む。

 

  • 悪夢世界では全てが本体の思いのまま。この世界での負傷は現実に即時反映される。

 

  • 悪夢世界に引き摺り込まれた者が自力で抜け出す事は不可能で、周りの人間に起こしてもらう必要がある。スタンドも基本的には出せない。目覚めるとこの世界にいた間の記憶は失われる

評価

有用性:★★★★★

 

悪夢世界は何でもアリの空間。特に注目したいのは花京院の腕の傷を軽々と治していることです。

これを利用して「寝ている間に全てを治す能力者」として商売をすれば繁盛しそうです。大分胡散臭いですが、それでも実力は本物なのでお金を出す人は出てくるはず。

 

でも、それをやるならクレイジー・ダイヤモンドで良くない?と思われるかもしれませんが、そのスタンドでは傷は治せても病気までは治せません。

もちろん、デスサーティーンの方も描写が無いので病気まで治せるのかは定かではありませんが、「何でもアリ」ならそれくらいは期待したいところ。

 

 

ところで、この世界に本体が入ることは可能なのでしょうか?

作中でマニッシュ・ボーイ本体が悪夢世界に現れたことが無いから無理?

それとも、花京院のようにスタンドを使いながら眠れば自分も能力の対象に出来る?

 

原作に乗っとるなら前者が有力ですが、やっぱり何でもアリの世界に入ってみたい!ということで夢のある後者を採用します。

こうなると、この能力は自由に遊べる空間を作る能力としても使える訳です。現実にも「明晰夢」という似た現象がありますが、意識がよりハッキリとした状態で確実に体験が出来るのはこの能力ならでは。

 

安全性:★★★☆☆

 

悪夢世界で命を落とすと、現実でも同様に死亡します。何でもアリだからといって調子に乗りすぎないように。

 

悪用性:★☆☆☆☆

 

攻撃したい相手がいるのなら、寝ている時に悪夢世界に閉じ込めて思う存分いたぶる…なんて使い方が出来ますが、そもそも寝ている相手に近づけるのなら他のスタンドでも簡単に危害を加えられます

 

夢の中でどんな嫌がらせをしようとも、負わせた傷以外は現実に持ち越されない記憶も残らないので、このスタンドの「何でもアリ」という特性は悪事方面ではあまり役立ちません。

 

この能力を悪事に用いるのであれば、暴力ではなく情報収集がベター。

どんなに口の堅い人でも、夢の中では浮かれていらぬ事を口走ってしまう可能性が高い。能力で思う存分もてなせば、秘密や弱みを聞き出せそうです。

 

自衛力:☆☆☆☆☆

 

作中描写から察するに、恐らくこのスタンドは悪夢世界限定のスタンドであり、現実で使うことは出来ないか、使えたとしてもかなり弱いと考えられます。

よって、攻撃を仕掛けようとなると寝ている標的の元にこっそりと這っていって能力を使うこととなります。

そうまでしないと攻撃できないのなら、自衛力は無いのと同義です。

 

操作性:☆☆☆☆☆

 

能力の発動のためにはまず寝ている対象の側まで行く必要があります。

使いたい対象がいる場合、その人と寝床を共にするぐらいの仲になるか、家を特定し、寝ているであろう時間帯にその付近まで行くという二択しかないため、かなりハードルが高めになっています。

総評

夢の中とはいえ何でもアリの空間を作り出せるのは楽しそうではあります。特に怪我を一瞬で治してしまうのは魅力的。もし病気なども自由に治せるのであれば、トニオさんのパール・ジャムよりも優秀なスタンドと言えます。

しかし、発動条件の厳しさから自衛に使う場合全く役立たないというのが災いして、評価は中間に留まりました。

というわけで、デスサーティーンの総評は、Cです。

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第3部 スターダストクルセイダースのスタンド一覧

 

ジョジョのキャラクターの勝率調査! 第4部編

 

今回は第4部のキャラクター達の戦績を評価していきます。

 

他の部

 4  6 7 8

 

 

集計ルール

  • 戦闘回数が多いキャラクターを選抜、キャラクター別の対戦相手をまとめた表を作る。

 

  • 表中では、 勝利 敗北× 引き分け△ と表す。

 

  • 元々敵だった味方キャラクターは敵だった時の戦闘も集計する

 

  • 集計が終わったら、勝利数÷戦闘回数の百分率で勝率を算出。引き分けは一回を0.5勝分としてカウント

 

 

勝利敗北引き分けの判定基準は以下の通り。

勝利と判定

  • 相手にとどめを刺した(とどめを刺した本人が死亡していた場合は引き分けとする)

 

  • 勝利に大きく貢献するような活躍をした(ただし、戦闘面で遅れをとった場合は引き分け死亡していた場合は敗北とする。例えばDIO戦の花京院はザ・ワールドの正体を暴くという活躍をしたが、その後死亡したため負け)

敗北と判定

  • 死亡したり重傷を負ったりした(ただし死亡した本人が相手にとどめを刺していたら引き分けとする)

 

  • 味方に助けてもらうことで死亡・負傷を免れたが、助けが来なかったら致命傷を負っていたと考えられる時

 

  • 相手に大したダメージを与えられずに負傷だけした

引き分けと判定

  • 明確な勝敗がついていない、もしくは相打ち

 

  • 戦闘では負けたが、勝利に貢献する働きをした

集計しない場合

以下は戦闘としてカウントしないもの。

 

  • その場にいたが目立った活躍も大した負傷もしていない場合

 

  • あまりに戦闘描写が希薄すぎると執筆者が判断した場合(由花子戦の仗助と億泰など。二人は由花子の居場所を特定した以外は特に何もしていない)

 

  • そもそも戦闘ではない場合(トニオさんなど)

今回だけの特別ルール

  • 億泰が形兆の攻撃の流れ弾をくらった事、トニオさんの回、エステシンデレラの回は集計しない

 

東方仗助

4部主人公。無敵で冷静で、伝説のスーパーヒーロー的存在だった3部承太郎に対し、仗助は夜遅くまでゲームをしてたり、宝くじを当てて大はしゃぎしたりと、感性が男子高校生らしく身近な存在。だからこそ、町や友人を助けるために尽力する尊い心や、敵だろうと事情によっては歩み寄るなどの優しさが映えます。

 

 

対戦相手 勝敗 備考
不良の先輩 仗助の髪型をけなして顔を歪められた男
空条承太郎(スタープラチナ) ×  
強盗犯の男 アンジェロに操られていた男
アンジェロ(アクア・ネックレス)  
虹村億泰(ザ・ハンド)  
虹村形兆(バッド・カンパニー)  
小林玉美(ザ・ロック) 7000円は盗られてしまったが能力を攻略したため勝ち
間田敏和(サーフィス)  
音石明(レッド・ホット・チリ・ペッパー)(家に襲撃に来たやつ) 勝敗がついてないため引き分け
音石明(レッド・ホット・チリ・ペッパー)(波止場)  
岸辺露伴(ヘブンズ・ドアー)(康一の救出)  
虫喰いでない(ラット)  
虫喰い(ラット)  
矢安宮重清(ハーヴェスト)  
吉良吉廣(アトム・ハート・ファーザー) × 承太郎がいなければやられていたため負け
岸辺露伴(チンチロリン勝負) 露伴は家を燃やされたが仗助も儲からなかったため引き分け
噴上裕也(ハイウェイ・スター)  
鋼田一豊大(スーパーフライ)  
宮本輝之輔(エニグマ)(紙に閉じ込められるまで) × 紙に閉じ込められてしまったため負け
宮本輝之輔(エニグマ)(紙から抜け出した後)  
吉良吉影(バイツァ・ダスト) ×  
吉良吉影(キラークイーン)(最終決戦) 億泰がいなければやられていたが、その億泰を助けたのは仗助なので特例で勝ちとする

 

結果は、

22戦16勝4敗

勝率は77.3%でした。

 

三部承太郎の勝率(%)には劣るものの、主人公らしく安定した勝率を誇っています。

たまに承太郎に出番をくわれてるという意見があるのは、多分承太郎が吉良に二回もオラオラを食らわせているのと、吉廣戦での「無敵の『スタープラチナ』でなんとかしてくださいよォ────ッ‼︎」発言のせい。

 

虹村億泰

仗助の相棒ポジ。他の部の相棒キャラは戦友って感じですが、仗助に対する億泰は一緒にバカやる親友感が強くて好き。

戦績が酷いとたまにネタにされますが、結果はどうでしょうか。

 

対戦相手 勝敗 備考
東方仗助(クレイジー・ダイヤモンド) ×  
小林玉美(ザ・ロック) × ザ・ロックの術中にハマってしまったため負け
音石明(レッド・ホット・チリ・ペッパー)(野原にて) ×  
音石明(レッド・ホット・チリ・ペッパー)(船にて) 本体を素手で殴って勝利
岸辺露伴(ヘブンズ・ドアー) ×  
矢安宮重清(ハーヴェスト) 能力で500万円の手形を取り戻したため勝ち
吉良吉廣(アトム・ハート・ファーザー) × 吉廣に騙されて逃がしてしまった
鋼田一豊大(スーパーフライ) × 鉄塔の反射ダメージでわき腹をえぐられてしまったため負け
吉良吉影(バイツァ・ダスト) ×  
吉良吉影(キラークイーン)(爆破される前) × 空気弾により爆破されてしまう
吉良吉影(キラークイーン)(復活後) 空気弾をガオンし、猫草を取り返したため勝ち

 

結果は、

11戦3勝0分

勝率は27.3%でした。

 

…これは…低いとは思ってましたがさすがに三割を割るとは思ってませんでした。惨い…

まあ、ザ・ハンドを本気で使うと絵面がまずくなってしまうのでしょうがない…

 

 

広瀬康一

康一くん。第二の主人公と言われる事もあるくらい活躍シーンがたくさんあります。

 

対戦相手 勝敗 備考
虹村億泰(ザ・ハンド) × 扉で首を挟まれる
虹村形兆(バッド・カンパニー) × 卵のエコーズで背後から攻撃しようとしたが感付かれ殴り飛ばされる
小林玉美(ザ・ロック)(猫の賠償金請求されたやつ) ×  
小林玉美(ザ・ロック)(家に乗り込んできたやつ)  
間田敏和(サーフィス) エコーズを活用して活躍
山岸由花子(ラブ・デラックス)  
岸辺露伴(ヘブンズ・ドアー) × 本にされてしまう
振り返ってはいけない小道 × 騙されて振り返ってしまう。露伴がいなければ死亡していた
吉良吉影(シアーハートアタック) 承太郎に何度も助けてもらってはいたが最終的にはエコーズACT3で無力化したため勝ち
吉良吉影(キラークイーン) ×

腹パンで死の淵を彷徨う

噴上裕也(ハイウェイ・スター)  
宮本輝之輔(エニグマ)(紙に閉じ込められるまで) ×  
宮本輝之輔(エニグマ)(紙から抜け出した後) エコーズACT3で噴上が入った紙を押さえつけて人質を使えなくした
乙雅三(チープ・トリック) チープ・トリックを振り向かせるのに協力する形となったため勝ち
吉良吉影(バイツァ・ダスト)(早人に仕掛けられたもの) ×  
吉良吉影(バイツァ・ダスト)(救急隊員に仕掛けられたもの) エコーズACT3で吉良の右手を押さえつける

 

結果は、

16勝8勝8敗0分

勝率は50.0%でした。

 

意外に低め。スタンド入手前に負けを重ねたのが大きかったかな。

岸辺露伴

今でもスピンオフで引っ張りだこの露伴先生。何気に吉良との因縁が一番深い人物です。

 

対戦相手 勝敗 備考
康一&間田  
虹村億泰(ザ・ハンド)  
東方仗助(クレイジー・ダイヤモンド) ×  
振り返ってはいけない小道 振り返ってしまった康一を助ける
大柳賢(ジャンケン小僧)(ボーイ・Ⅱ・マン)  
東方仗助(チンチロリン勝負) 露伴は家を燃やされたが仗助も儲からなかったため引き分け
噴上裕也(ハイウェイ・スター) ×  
乙雅三(チープ・トリック)  
吉良吉影(バイツァ・ダスト) × 流石に一回分の負けでカウント

 

結果は、

9戦5勝3敗1分

勝率は61.1%でした。

 

参戦したのが物語の中盤ごろの割に戦闘回数が多めですが、仲間になってからの目立った勝利は「ジャンケン小僧」と「チープ・トリック」ぐらいと、意外に少なめ。

 

 

空条承太郎

前作主人公の承太郎。弱体化されたと言われる事もありますがかなり活躍シーンを貰えてる方だと思います。

 

対戦相手 勝敗 備考
東方仗助(クレイジー・ダイヤモンド)  
虫喰い(ラット)(1戦目) × 針をつまんだせいで手を溶かされてしまった上、取り逃したため負け
虫喰い(ラット)(2戦目) 跳弾で予定外のダメージをくらったが囮になるという役目は果たしたため引き分け
吉良吉影(シアーハートアタック) × 康一を庇って爆破されてしまう
吉良吉影(キラークイーン) 満身創痍だったが圧倒的強さを見せる!
吉良吉廣(アトム・ハート・ファーザー)  
吉良吉影(バイツァ・ダスト)(早人に仕掛けられたもの) ×  
吉良吉影(バイツァ・ダスト)(救急隊員に仕掛けられたもの)  

 

結果は、

8戦4勝3敗1分

勝率は56.3%でした。

 

前作主人公であるにも関わらず四部のキーパーソンである康一を上回る勝率。結構な快挙だと思います。

というか、満身創痍で復活して吉良をボコボコにしたり、仗助の代わりに吉廣を攻略したり、吉良への最後のトドメを担ったりと、活躍すると必ず仗助の出番を奪ってしまってますね。

活躍しなさすぎてもさせすぎても駄目だし、前作主人公って難しいんだなあ…

 

 

まとめ

まとめの勝率ランキングです。

1位 東方仗助 (77.3%/22戦16勝4敗2分)

2位 岸辺露伴 (61.1%/9戦5勝3敗1分)

3位 空条承太郎 (56.3%/8戦4勝3敗1分)

4位 広瀬康一 (50.0%/16戦8勝8敗0分)

5位 虹村億泰 (27.3%/11戦3勝8敗0分)

 

ほぼ負けなしだった3部承太郎と違って、仗助は黒星が少しあります。

3部では「無敵の承太郎が、仲間のピンチを救う」という構成が多かったのに対し、仗助は吉廣戦で承太郎に助けてもらったり宮本輝之助戦で噴上に助けてもらったりと「仲間に助けてもらう」描写が結構多いためです。

こうなった理由は、4部は町が舞台で、そこに住む町民と助け合って巨悪に立ち向かうという構図で作られているから。そもそも仗助のルーツ自体、大雪の中一般人に助けられた経験から来てますからね。

 

では今回はこの辺で。読んでいただきありがとうございました!

 

「噴上裕也」の「ハイウェイ・スター」

能力値

能力

  • 臭いを記憶して、それを元に対象を追跡する。最大時速は60km。追跡中は無数の足跡のような形に変わる。

 

  • 臭いを記憶するには、能力で作った部屋に対象を入れるか、対象の所有物などを嗅ぐ。

 

  • 生物からは養分を吸い取ることができ、吸い取ると本体の怪我が治癒する。

 

  • このスタンドが発現すると本体の嗅覚も強化される

評価

有用性:★★★★★

 

臭いを元に対象を追跡する…これはまさに警察犬の仕事。

犬と同等かそれ以上の嗅覚に人間の知能、さらにスタンドの追跡力がつけばどんな行方不明者も逃亡犯も発見する最強の捜査官となれるでしょう。

もっとも、司法関係の仕事につかない限りなかなか腕をふるう機会は無いかもしれませんが…

 

作中では遠くから桃が腐っている事や生理中である事を見抜いたり、果てはどんな臭いか想像もつかないアドレナリンの臭いまで嗅ぎ分けていました。

病気の中にはガンのように発症すると体臭が変わるものもあるので、身近な人が発病した時にいち早く気付けるかもしれません。

さらに、犬が人間の感情を臭いで察知するように、相手の感情を汲み取る能力が上がる可能性もあります。

 

最後に、「人の養分を吸って自分の傷を治す」行為について。

養分を吸われた人はもれなく瀕死になるので、自分の傷を治すためだけに人から養分をいただくのは紛れもない悪用だと言えるでしょう。

よって、これについては有用性ではなく悪用性として評価します。

 

もし植物からも養分が吸えるのであれば、除草剤としては使えるかも。

 

安全性:★★★★★

 

追跡の能力だけ使う分には特に危険は生じないでしょう。

 

悪用性:★★★★☆

 

長い射程としぶとく追跡する持久力により、臭いさえ覚えてしまえばどんな相手でも殺害できます。

 

自分さえ良ければいいという考えの持ち主なら、人から養分を吸収して傷を治すのに使えます。

 

自衛力:★★★★☆

 

ハイウェイ・スターは遠隔操作型スタンドとしても使うことが出来ます。自動追跡型として使うのはそれこそ追跡の時だけなので、自衛は遠隔操作型として行うことになるでしょう。

 

「養分を吸う」という攻撃方法により擬似的に射程と火力を両立しており、遠隔操作型スタンド特有の火力不足問題を解消できているため、距離をとって戦えばまず負けません。

近接戦には滅法弱いため、いかに相手を近づけないかが重要です。

 

操作性:★★★☆☆

 

能力発動のために「相手の臭いを覚える」、これが意外に難しい。

幻覚の部屋を作っても用心して入ってこない可能性がありますし、標的の所持品を手に入れるのも容易ではありません。

総評

とにかく「追跡」に重点を置いたスタンドなので、警察官や探偵など、犯罪捜査にまつわる仕事に就くのであれば役立つと思います。

それ以外の職業の人にとっては持て余す結果となりそうです。

というわけで、ハイウェイ・スターの総評は、Cです。

関連

第4部 ダイヤモンドは砕けないのスタンド一覧

 

【匂いから追跡・バラバラになる】

jojo-stand.hatenablog.com

 

「広瀬康一」の「エコーズACT1、2、3」

作中ではACT3登場以降ACT2が再び登場する事はありませんでしたが(ACT1は再登場したにも関わらず)、ここではACT1・2・3は自由に切り替えて使えるという事にして考察します。

能力値

【ACT1】

 

【ACT2】

 

【ACT3】

  • 第4部/第5部アニメ版

 

  • 第5部漫画版

能力

【ACT1】

  • 多種多様な音を再現し、人や物に染み込ませて鳴らすことが出来る。

 

【ACT2】

  • 尾の先端を変形させ擬音の形にしたもの(通称しっぽ文字)を貼り付けることで効果を発揮。触れた人間にその擬音に準じた感覚を与える

 

  • しっぽ文字には擬音に準じた特性を付与することも出来る。シアーハートアタック戦では、「ドジュウウ」を高温の塊として使った。

 

  • しっぽ文字は一つしかないが、露伴戦で「ベゴン」というしっぽ文字を一度に二つ出しているシーンがあるため、分割して使うこともできる模様。(ただしアニメ版では一つに変更されている)

 

【ACT3】

  • 周囲5m以内の任意の対象を重くできる。一度に重くできるのは一個だけ。

評価

有用性:★★★☆☆

 

まず、これひとつでもれなく3つの能力が手に入るというのが優秀。

スタンドは一人ひとつまでなので、これだけでも大きなアドバンテージとなります。

 

日常ではACT2のしっぽ文字が特に便利です。

例えば「ドジュウウ」という文字をヒーター代わりにしたり、「ドヒュウウウ」を扇風機代わりにしたり…発想次第でかなり幅広い使い方が出来ます。

 

重さを与えるACT3は日常では使いにくいかもしれませんが、自衛用として活躍してくれます。

 

ACT1とACT2は射程距離が50mと長いのが特徴で、ドローンのように使えます。

 

安全性:★★☆☆☆

 

【ACT1】

音を出すだけの能力なので特に危険は無いでしょう。

 

【ACT2】

使用したしっぽ文字は忘れずに撤去するようにしましょう。

特に「ドッグオンン」なんかは触れた対象を大きく吹っ飛ばすため、床なんかに貼り付けたままにしていたら大事故が起きてしまいます。

 

【ACT3】

作中で、重くされたシアーハートアタックはアスファルトにめり込んでいました。

このように重くした物体が床に穴を開けてしまう可能性があるので、むやみに使うのは避けた方が賢明です。

 

悪用性:★★★☆☆

 

【ACT1】

ただ音を出すだけじゃん…と思われがちですが、音の効果というのは意外にあなどれません。

病は気から。そしてその「気」を形成するのは言葉です。

例えば、「不安だ」という文字を染み込ませて繰り返し鳴らすようにしたら、その人物はみるみる自身を無くしていく事でしょう。

エコーズの音文字は「体の内部から聞こえる」ため、普通のマインドコントロールよりもさらに深く心に影響すると思われます。

この人の言ってることは正しい」などの音を鳴らすようにすれば、誰でも簡単に懐柔することが出来そうです。

 

ただし、これらは洗脳の一種で、かなりタチの悪い使い方であることをお忘れなく。

 

さらに、存在しない音を再現することも出来ます。例えば、間田敏和(サーフィス)戦では、仗助の眼球が潰れる音と「うぐえっ」という声を再現しました。*1

このように人の声を完全に再現することが出来るのなら、電話越しで別人に成り済まして欺くことが出来そうです。

 

【ACT2】

しっぽ文字により色々な能力が使えますが、悪事においては危害を加える以外の使い道は特に無さそうです。

 

【ACT3】

この能力で体の一部を重くすれば大怪我させることが出来るでしょうが、それ以上の活用法はありません。

足止めに使おうにも、5m以上離れると解除されるので不便。

 

自衛力:★★★★★

 

形態を切り替えることで近距離・遠距離両方対応できますが、どの形態もスタンドの攻撃力自体はそれほどでもありません。

その分能力が強力なので上手く活用していくようにしましょう。

 

ACT3の重さを与える攻撃を一度でも当てれば相手の自由を封じることが出来ます。

その発動条件もラストの吉良戦での描写から「5m以内に入ってさえいれば自由に発動可能」ということでかなり緩いです。(手で触れる必要すらない)

ACT2もなかなか高性能。

作中では「ドッグオンン」のしっぽ文字で由花子を数十メートル近く吹っ飛ばしていました。

 

また、ゲームでの話なのであくまで参考ですが、「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」では「ドララララ」というしっぽ文字を使ってクレイジー・ダイヤモンドのラッシュを再現していました。

 

下の動画の5:01~

 

作中で一度だけ、クレイジー・ダイヤモンドを繰り出す際に「ドラララララ」という擬音が出ているシーンがある(爆破された川尻早人を治す時)ため、そこから着想を得てこのような演出が実装されたのでしょう。

もしも、このゲームになぞって「ジョジョ世界で擬音があるものは全て再現できる」という特性だとしたら、ほぼ全てのスタンドの能力を使え、果ては波紋鉄球まで対応する擬音を鳴らせば再現できる完全無欠のスタンドということになります。

もちろん、原作でそんな描写は無いので妄想の域を出ませんが。

 

操作性:★★★★☆

 

このスタンドは三つの形態を持ち、それによって能力の特性が大きく変わるため、初めのうちは形態の切り替えに手間取るかもしれません。

総評

このスタンドだけで三種の能力がもらえるのは魅力的です。特にACT2は色々な使い方が出来ます。とはいえ、家電の代用の域は出なさそうです。

 

出来ることが多い割にはいまいち革新的な利用法が思いつきませんが、近距離パワー型と遠隔操作型スタンド両方が欲しい!という方は選んでも良いかもしれません。

遠隔操作型の特性を持ちながら、自衛力も高いのは魅力的です。

というわけで、エコーズACT1、2、3の総評は、Bです。

関連

第4部 ダイヤモンドは砕けないのスタンド一覧

 

【形態を切り替えられるスタンド】

 

【音を固める】

jojo-stand.hatenablog.com

 

【スピンオフで進化】

jojo-stand.hatenablog.com

 

*1:ただしアニメ版では、再現したのは目が潰れる音のみとなっている

「東方常敏」の「スピード・キング」

能力値

不明

能力

  • 触れた場所に熱を加え温度を上げられる。何度まで上げるかは自由自在。ガソリンを点火しているため少なくとも300度までは上げられる模様。

 

  • 触れた場所に熱を溜めておくことができ、その場所に再び触れた対象に熱が移っていく。

評価

有用性:☆☆☆☆☆

 

熱を操るだけの能力なので日常生活ではせいぜいお湯を沸かす時ぐらいにしか使えなさそうです。

温度の調整が自由に出来るのなら料理には便利かもしれません。

 

安全性:★★☆☆☆

 

思いつく危険は、誤って大事なものに引火してしまい焼失してしまうことです。

マジシャンズレッドと違い任意で火を消すことも出来なさそうなので、能力を使う際は、いつでも消火できるように準備しておく必要があります。

 

悪用性:★★☆☆☆

 

高熱で血液を沸騰させれば気絶させられます。火力を上げればそのまま殺害することも。

物に熱を溜めておいて、触れた人間を熱で殺すという地雷のような使い方ができます。キラークイーンと違い一度に複数の物に仕掛けることができるので、そこら中の物に熱を溜めておけば無差別大量殺人も可能。

 

殺人以外の使用用途が無いため評価は低くなりました。

 

自衛力:★★★★☆

 

近くにいる敵にはラッシュを繰り出し、そのまま熱を加えてしまえば簡単に倒せます。

 

反面、飛び道具が無いので距離を取ってくる敵は厄介。ボールなどに熱を込めて投げつけるのが良いかもしれません。

 

操作性:★★★★★

 

触れたところに熱を込める、これだけのシンプルな能力で、操作に悩む要素はありません。

総評

熱を加えるだけのシンプルな能力なので、日常では料理ぐらいにしか使えなさそうです。

一応自衛力はそこそこありますが、同じく火を使うマジシャンズレッドと違って飛び道具が無いので微妙。

他にスタンドがある中でわざわざもらうほどのものでは無さそうです。

というわけで、スピード・キングの総評は、Dです。

関連

第8部 ジョジョリオンのスタンド一覧

 

【熱操作】