能力値
基本能力
- 本体を目当ての物に案内する。
- 情報を集めるのが得意で、機械のハッキングも可能。
評価
有用性:★★★★★
このスタンドには「正しい方向に導く」という能力があります。
普通に道案内をしてもらったり、失くし物を見つけてもらったりするのはもちろん、人生の岐路で正しい選択を教えてもらうといった使い方も出来ると思われます。
また、コミックス4巻で康穂が吉良・ホリー・ジョースターに近づこうと考えていた時、偶然が重なって彼女の病室まで行くことができ、それらが全てペイズリー・パークの所業だと示唆されている描写がありました。
つまり、この能力があれば本体も無意識のうちに勝手に望むものへと案内されるというわけです。まさに夢のような能力!
似たような「助言をくれる」能力としてトト神がありますが、こちらの方がサポートが手厚いためより有用かと思われます。
危険性:★★★☆☆
このスタンド自体が本体に危害を及ぼすことはないでしょう。
考えられる危険としては、ペイズリー・パークが宿ったスマホなどがダメージを受けると本体にもダメージが反映されることがあげられます。
スマホを始めとする電子機器は丈夫なので意図的にやらない限り傷つくことはそうそうないでしょうが、「宿った物品が傷つくとまずい」ということは頭の片隅に置いておくようにしましょう。
悪用性:★★★★★
このスタンドの悪用方法はいくらでも挙げられます。
例えば、作中では機械をハッキングして情報を盗み出したり*1、透龍に頼まれた困難な条件の人探しをスマホの検索だけで一瞬で達成したりしています。
手をかざすだけで電子ロックの扉を開けたりなんかも出来ます。
機械を介して侵入なんて芸当も。
ラストシーンでは空条聖美(空条仗世文の母親)が落としたスマホを拾うついでに、保存されている写真を自分のスマホへとコピーしていました。
その気になればどんな情報だろうと奪い取れそうです。
暗証番号、メールのやり取り、試験の解答、研究データ、政府の動向。今の時代、大事な情報は全てデジタルで管理されています。
より多くの情報を掴んだ者が上に立つのが社会です。そう考えると、最強のスタンドと言えるかもしれません。
また、単純にハッキングするだけでも非常に強力です。会社のコンピューターに侵入して株を安値で売り払えば倒産させられますし、核施設を管理する機械を弄れば、一つの国を潰すことだって出来てしまうのです。
自衛力:★★☆☆☆
「正しい方向に導く」という能力によりスマホを介してある程度本体をサポートしてくれますが、肉弾戦はほとんど出来ないので自衛力は低めです。
本体の力で何とかするしかありません。
操作性:★★★★★
子供時代の康穂でも問題なく使いこなせていたので難しい操作は必要なさそうです。
というより、そもそもが本体の意思に関わらず勝手に目当てのものに導いてくれる、そういう能力なのです。
総評
このスタンドを使えば「機械のハッキング」「個人情報の抜き取り」が容易く行え、「正しい方向に導く」という能力を一種の予言能力のように用いれば確実に利益のある選択をとれるようになれます。
自由にハッキングや情報の入手が行えるというのは、街中に機械が溢れ、情報がものを言う現代ではある意味最強のスタンドです。
そのうえ本体が望むものに自動的に案内してくれるという手厚いサポート付き。
この能力を手に入れたら、まずは何でも好きなものを望めば良いのです。後はスタンドが勝手に手回ししてくれて、欲しいものは全て手に入ります。
まさに何でもアリ。「スタンドがひとつだけ手に入る」となったら何よりも優先すべきスタンドかもしれません。
というわけで、ペイズリー・パークの総評は、Sです。
関連
【本体を導く】
*1:監視カメラの映像や病院内のデータを盗んだ