能力値
能力
- 標的の四肢に本体の手で直接触れるか、傷をつけた状態で真上に立つと印を付けることができる。
- 標的の真上に立つと印を付けた場所を操れる。四肢全てに印を付けた状態で真上に立つと完全に動きを支配でき、スタンド能力も抑え込める。
評価
有用性:☆☆☆☆☆
「四肢に傷をつける」「真上に立つ」これだけの条件を満たして、できることはただ相手を操るだけ。
操る能力であれば傷をつけるだけで一度に1000人以上を操れるジャスティスや、精神の自由まで奪えるブルー・ハワイの方が遥かに優秀です。
使い道がないわけではないでしょうが、使用難度を考えると日常で活かせるシチュエーションは皆無。
安全性:☆☆☆☆☆
印を付けるために一度傷を負わせる必要があるので、使うだけで危険と言えます。
悪用性:★☆☆☆☆
「操れる」という能力。ある程度は悪用できそうですが…いかんせん条件が厳しすぎます。
特に真上に立たないといけないのが非常に厄介。これのせいで屋内にいる人しか操れない上、同時に操れるのは一人に限られます。(重なっていれば何人でも同時に操れるがせいぜい二人が限界)
自衛力:☆☆☆☆☆
発動条件の難しさもさることながら、発動に成功したところで相手を操れるだけでは決定力にかけます。
相手に触れただけで勝利が確定するホワイトスネイク、指差しただけで無力化できるヘブンズ・ドアーとは自衛力は雲泥の差です。
そもそも、真上に立つことが不可能な屋外で敵に遭遇した場合はどうしようもありません。
操作性:☆☆☆☆☆
このスタンドの本体の笹目桜二郎は、
- 標的の家の真上の部屋を貸し切る
- スリッパに画鋲を入れる
- タオルに針を仕込む
- 風呂の栓のチェーンをカミソリにする
- ベランダに蛇を撒く
これだけの仕掛けをして、ようやく定助とトントンの勝負に持ち込めました。このように、このスタンドを使うためには入念な下準備が不可欠です。数あるスタンドの中でも最低クラスの使いにくさと言えます。
総評
発動条件がめんどくさい上に弱いと度々ネタにされるスタンドですが、まさにその通り。
「四肢に傷をつける」「真上に立つ」これだけの条件を満たしてリターンが「相手を操れる」だけなのは残念な性能と言わざるを得ません。
しかも、真上に立たなくてはいけない性質のせいで一度に操れるのはせいぜい二人が限界…
用途の少なさや自衛力の低さを考えると、この能力は「もらわない方がマシ」の部類に入ります。
というわけで、ファン・ファン・ファンの総評は、Eです。
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