能力値
不明
基本能力
- 本体の体液に触れた生き物に取り憑き、操る。これは人に限らず、鳥やハエまでも操れる。
- 操っている生き物に誰かが触れた場合は、その生き物に新しく取り憑く。(つまり一度に操れる生き物は一体だけ)
- 操っている生き物に対して、狙う標的を設定すると、それに向かって直線的に追跡しつづける。
評価
有用性:☆☆☆☆☆
人を許可なく操るのは悪用なのでこの欄では考えないこととして、動物を操った場合はどうでしょうか。犬を操って芸をさせたり、物を取ってこさせたり?
でも、人間でなくても、スタンドを使って無理矢理動かすのは可哀想です。しっかりと躾を行って従わせた方がお互いの為にもなるでしょう。
危険性:★★★★★
標的に追いつくまで周囲の人間を巻き込みつづけるという危険極まりない特性を持つので、軽い気持ちで使うのは厳禁です。
悪用性:★★★★★
ドロミテはこの能力を利用して女性を軟禁していました。
一人までとはいえ、誰でも思うままに操れるのは色々といけないことに使えそうです。
また、この能力は、操る能力にしては珍しく、「対象の記憶や意思を残したまま」操ることができます。これは定助を操って尋問したことから分かります。
つまり、どんな人間だろうと、この能力をくらって「〇〇について教えろ」などと命令されれば、真実をペラペラと話してしまうわけです。機密情報を引き出すのに使えます。
さらに、一度標的を設定すると無関係の一般人の体を利用して半永久的に追跡しつづけるので、少し能力を使うだけで周囲が大混乱に陥ってしまいます。
作中で操られた人間は、眼球が飛び出たり、バイクに轢かれたり、手が千切れたりともれなく酷い目に遭っています。まさに定助の言っていた通り、「『存在』がイカれた」スタンドです。
自衛力:★★★☆☆
自動追跡型のスタンドなので奇襲には無防備に見えますが、能力の特性上相手を自分の皮膚や体液に触れさせれば勝ちが確定するので自衛は意外に得意です。
ただし、これは相手が一人だけだった場合の話。
二人以上が相手になると一度に操れるのは一人までなので途端に不利になります。
操作性:☆☆☆☆☆
能力を使うと、罪のない人間が体をズタボロにして標的を追跡する羽目になります。そんな身勝手なことをして良心が痛まない人はごく僅かでしょう。岩人間のドロミテでさえ使うのに躊躇していたほどです。
倫理的な問題以外では、二人以上が相手だと手元にスタンドを戻すときに逆に追跡されて返り討ちにされたり、そもそも能力の発動に自分の体液を使うので、現場に証拠が残ってしまったりなどの難点があります。
ちなみに、ドロミテは能力を使用するのに歯を折っていましたが、能力の発動には血液や皮膚で十分。わざわざそんなことをする必要はありません。
総評
悪事以外の方面ではほとんど役に立たない能力であり、もらっても正直手に余ります。
たとえ悪事に使おうとしたとしても、一度に操れるのが一人だけなので計画的に使わないとすぐに発覚しそうです。良心的な懸念もあります。
というわけで、ブルー・ハワイの総評は、Eです。
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