もしもジョジョのスタンドがひとつだけ使えるとしたら ~「欲しいスタンド論争」に決着をつけるブログ~

もしもジョジョのスタンドがひとつだけ使えるとしたら、どのスタンドを選ぶのが良いか、を多方面から考察するブログです。

「プロシュート兄貴」の「ザ・グレイトフル・デッド」

能力値

※射程距離B:列車一本程度は十分

能力

  • 生物を老化させるガスを出す。

 

  • 体温が高い者ほど早く老化していく。そのため、体を冷やせば老化せずに済む。

 

  • スタンドで直接触れると、急速に老化させられる。

 

  • 本体自身を老化させることも可能。

評価

有用性:★★☆☆☆

 

ザ・グレイトフル・デッドの老化ガスは生物全般に効くらしく、バナナ花瓶に生けられた花までも老化させてしおらせています。雑草の処理くらいには使えるかもしれません。

他には、家の中に撒いて寿命の短い虫たちを一気に老衰死させるとか。

 

ちなみに、この能力における老化は「成長を早める」というよりは「身体機能を低下させている」ので、成長促進剤のようには使えません。

©「ジョジョの奇妙な冒険」コミックス52巻より
赤ちゃんはそのまま老化し、青年の姿になったりはしていない

危険性:★★★★★

 

老化能力の取り扱いには注意しましょう。

雑草を枯らすために使っていたらペットが老衰死してしまった…みたいな悲劇が起こらないように。

 

また、自身を老化させる事も出来ますが、老化中は身体機能が著しく低下します。その間に歯が抜けたり骨が折れたりしてしまったら、能力が解除されてもそのままです。

自分に使うのは特に避けた方が良いでしょう。

 

悪用性:★★★☆☆

 

一番ストレートな悪用法は、気に食わない奴を老化させてしまうことでしょう。

老化させられると髪の毛も歯も抜けてボロボロになるので、後で能力を解除したとしても、大きな身体的ダメージを残す事が出来ます。

もちろん、もっと老化を進行させてそのまま殺してしまうことも可能。

 

自身を老化させれば人相を変えることも出来ます。

犯罪を犯す前にそうしておけば、捕捉されるリスクをグッと下げられるでしょう。

 

また、作中で老化した人はほとんど昏睡状態に陥っていたので、上手くやれば催眠ガスのように使えるかもしれません。

やはり「暗殺」には向いています。

 

自衛力:★★★★★

 

作中では、スティッキィ・フィンガーズのラッシュを(老化で動きが鈍くなっているとはいえ)そこそこ捌けており、格闘性能は割と高水準

 

能力の老化により長期戦になればなるほど有利になりますし、触って一気に老化させて初見殺しも可能。自衛力は十分です。

 

操作性:☆☆☆☆☆

 

味方のペッシも老化に怯えていたことから分かるように、老化能力の効果は無差別に作用するので操作難度は高め。グリーン・ディのように、狙った人間だけ作用しなくできたら良かったのですが…

総評

この能力における「老化」は生物を衰弱させるだけなので、いまいち使い所に困ります。

一応雑草の処理や害虫駆除など使い道がない訳ではありませんが、そんな事のためにこの能力をもらうくらいだったら、スタープラチナをもらって家事全般を手伝ってもらった方が遥かに良いでしょう。

悪の道(特に暗殺)を進むなら使えないこともないでしょうが...

というわけで、ザ・グレイトフル・デッドの総評は、Dです。

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