能力値
能力
- 木の人形と同化しているスタンド。
- 触れた人間そっくりに変身(コピー)し、コピーした人間と正面から向き合うと操れる。
- 見た目だけでなく、仕草、喋り方、声紋、指紋までコピーできる。
評価
有用性:★★★☆☆
サーフィスを好きな人に変身させれば、いつでもその人の見た目や仕草を堪能できます。楽しそうではありますが、だんだん虚しくなってきそうな感じもします。
というか、好きな人のコピー品が欲しいなら、「ゴールド・エクスペリエンスでその人の細胞を元に生命を生み出す」という手がありますし、その方が(木の質感にならないので)遥かに質の良いものが出来そうです。
ちなみに、知識まではコピーできないので、医者に変身させておいて家でいつでも診てもらえるようにするなんて使い方は残念ながらできません。
危険性:☆☆☆☆☆
この能力を使うことにより生じる危険はありません。作中でのサーフィスは本体にやや反抗的ではあったものの、しっかり命令通りに動き、本体を自動的に守ってもいます。
悪用性:★★★★★
サーフィスを任意の人間に変身させて、その関係者を欺きお金を騙し取ったり秘密を喋らせたりといった悪事が行えます。
単純に、変身した状態で堂々と悪事を行えば、変身対象の評判を地に落とすことができるでしょう。
この能力は見た目だけでなく、仕草や喋り方まで真似られるので、他の変身できるスタンドより騙しやすいです。実際、観察力の高い承太郎でさえ簡単に欺かれました。
本体が近くにいるせいでバレるのでは?と思う人もいるかもしれませんが、「ジョジョの奇妙な冒険 コミックス31巻 間田俊和(サーフィス)その④」の扉絵によると、射程距離は数十メートルとのことなので、本体はどこかの物陰に隠れておけば大丈夫です。
ひとつだけ、変身しても質感は元の素材のままなので、触れられるとバレることには気をつけましょう。
好きな人に変身させていかがわしいことをすることもできます。ちなみに、間田も同様のことをしようとしてましたが、サーフィスが生意気な態度をとることに怒り、未遂でした。
指紋をコピーしているので指紋認証の鍵を開けられそうですが、いかんせん材質が変わらないので無理です。指紋認証は生きている人間でないと反応しないように様々な工夫が施されています。*1
顔認証なら写真でも突破できるものがあるぐらいですし、有効そうです。
「面と向かえば操れる」能力については、使うのに変身した相手の目の前に姿を現さなければならないので、悪事に用いるにはリスキー。自衛用の能力と割り切った方が良いでしょう。
自衛力:★★★☆☆
コピーした状態で面と向かえば操れるため、相手が一人なら立ち回り次第で完封できますが、二人以上が相手だと本体が無防備になってしまいます。
いかに一対一の状況を作り出すかが鍵となります。コピー能力を使って相手を孤立させるよう立ち回っていきましょう。
操作性:★☆☆☆☆
コピーしたい人がいる場合、まず人形に触れさせなくてはいけません。巨大な木の人形なので、バレずに触れさせるのはまず不可能です。
バレずにやるのが無理なら、もう面と向かって「少し持っててください」とお願いしてしまえば良いでしょう。怪しみつつも何だかんだ触ってもらえると思います。
それよりも面倒なのは、コピー媒体となる木の人形は実物なので、恐らく自分で用意する必要があることです。
ネット上では等身大のデッサン人形を売っているところが見つからなかったので可動式のマネキンを使うとしても、一体13〜15万円はします。一度買えば使い回せるとはいえ、なかなかの出費です。
総評
自分が変身できるクヌム神と比べると、こちらは「変身できて、自分の思い通りに動く人間」が一人手に入るようなものと言えば良いでしょうか。
しかし、自分を変身させられた方が楽しそうですし、変身の自由度で言ってもクヌム神の方が遥かに上です。
クヌム神に勝っているところを考えると、それは「面と向かえば操れる」ところと「仕草や喋り方までコピーできる」こと。前者は自衛に使え、後者は人を騙すのに一役買います。二つとも悪用のお供にちょうどいいです。
よって、変身能力を日常で使いたい人はクヌム神が、悪事に使いたい人はサーフィスがお勧めです。
変身能力はピカイチだが自衛はダメダメのクヌム神、どちらもそれなりにこなせるサーフィスと考えると、両者の評価は同等とするのがふさわしいと思います。
というわけで、サーフィスの総評は、Bです。
関連
【変身能力】
*1:スマホの指紋認証ぐらいならゼラチンで作った指でも突破できるらしいです。
参考:https://internet.watch.impress.co.jp/docs/review/1227634.html