今回の記事には8部までのスタンドが登場します。ネタバレ注意!
今回は遠隔操作型スタンドについて考えてみます。
このタイプに属するスタンドは射程距離を伸ばす代わりに様々なものを代償にしています。
大半は「攻撃力を下げる」事でこの代償を払っていますが、中にはちょっと違うものも。というわけで今回はその「代償」についてまとめてみました。
攻撃力が低い
遠隔操作型スタンドの王道、「攻撃力を下げる代わりに射程を長くしている」タイプ。
大抵の群体型スタンドもここに分類される。
タワーオブグレー
クワガタ虫のようなスタンド。
航空機のシートを突き破りながら乗客の舌を連続で引っこ抜くなど、遠隔操作型スタンドにしてはパワーが高く見える。
そもそもの射程がそこまで長くないため、それなりのパワーが得られているのだろう。
ラバーズ
史上最小サイズ、最弱の戦闘力の代わりに、最高クラスの射程距離を得ている。一度誰かの体内に入れば数百km以上離れても活動できるらしい。
アクアネックレス
水のスタンド。あらゆる水分の中に溶け込むことが出来る。
攻撃力は、普通に攻撃しても小さな切り傷をつける事しか出来ないレベル。
そのため、標的を殺害する時は「体内から食い破る」ようにしている。
バッド・カンパニー
軍隊のスタンド。
銃火器を装備している+個体数の多さで実質的な攻撃力はかなり高く、仗助も「まともにくらったら手足はふっ飛ぶ破壊力」と分析した。
エコーズACT1・ACT2
音の「響き」「意味」を利用するスタンド。
ACT1の攻撃力は生身の小林玉美相手にも全くダメージが通らないほど低い。
ACT2はしっぽ文字を使わずに腕っぷしだけで攻撃しているシーンがそもそも無い。
ハーヴェスト
500体から構成される最大規模の群体型スタンド。
一体一体の攻撃力は皮膚を少しえぐれるぐらいだが、数の暴力で補っている。
ハイウェイ・スター
対象を時速60キロで追跡できるスタンド。
攻撃力はかなり低いが、「養分を吸い取る」ことが出来るので生物相手には有利に立ち回れる。
反面、無機物相手には滅法弱く、宮本輝之助(エニグマ)戦ではシュレッダーすら破壊出来なかった。
セックス・ピストルズ
弾丸操作が得意な群体型スタンド。
重い物を動かすようなパワーは無い。(6人集まった時はリボルバーを運ぶくらいは出来ていた)
トーキング・ヘッド
人の舌に取り憑いて嘘しか喋れなくするスタンド。
ナランチャの舌に取り憑いた際は、相方のスタンド「クラッシュ」に運んでもらっていたため、攻撃はおろか移動すらままならないようだ。
グーグー・ドールズ
人間を一瞬で手の平サイズまで小さくできるスタンド。
攻撃力は引っ掻き傷を付けるぐらいしかないが、小さくする能力と併せて使うので脅威となる。
性質は自動追跡型っぽいが攻撃された際に本体のグェスが傷付いていた(自動追跡型スタンドは普通本体にダメージがフィードバックされない)事から自我が強いだけの遠隔操作型スタンドだと考えられる。
マンハッタン・トランスファー
風に乗って漂い、弾丸を受けると軌道を狙い通りに変えるスタンド。
このスタンド自体に攻撃機能は無い。
C-MOON
重力を逆転させるスタンド。
ステータス上の攻撃力は「0」なのだが、「触れたものを裏返す」能力により、実際のダメージは脅威となる。
キング・ナッシング
匂いを形にして追跡できるスタンド。
パワーは弱く、つるぎのシェルターに付けられた錠前を破壊できなかった。(最終的に本体の憲助が岩で殴って破壊した)
外部のエネルギーを利用
外部からエネルギーを供給することで、スタンドエネルギーの絶対量を増やし、射程と火力を両立しているタイプ。
エボニーデビル
相手から攻撃を受け、その恨みの力を利用することで遠くからでも人形を操作できるようになっている。コストがかかる割にそこまで強くない。
エンプレス
他人の肉に取り憑くことで長い射程と高い火力を両立している。
ただしこのブログにおいては物質同化型に分類される。
レッド・ホット・チリ・ペッパー
活動するのに電力を消費する必要があるが、その分電力さえあれば射程、パワー、スピード全てが高水準。
大量の電力を使えば近距離パワー型スタンドを超えるパワーとスピードを出すことも可能。
ちなみに「電気のある場所でしか活動できない」という点で下の「移動に条件がある」タイプらしさもある。
ワンダー・オブ・U
厄災を操るスタンド。
「厄災」という概念を利用しているだけの存在のため、射程が長く能力も強力。本体と視覚を共有する機能もある。
シルバーチャリオッツ
例外中の例外。ヴァニラ・アイスにアヴドゥルを殺害された際に、猛烈な怒りにより射程が一時的に伸びた。
スタンドは精神エネルギーの具現化なので、感情の変化によってスタンドエネルギーの絶対量が変化する事がある。
移動に制限がある
移動自体に縛りを入れることにより、かなりの距離を自由に動けるようになっているタイプ。移動先を読まれたり制限されたりすると隙を晒してしまうことが欠点。
ハングドマン
光のスタンド。光を反射する物同士を移動する。
クラッシュ
水場から水場へとワープして移動する、サメ型のスタンド。水場の大きさによりスタンドの大きさも変わる。
ペイズリー・パーク
「正しい方向に導く」という能力を持つスタンド。電子機器を介して移動する。
取り憑いた電子機器が水に沈められるなどして電波が遮断されると移動できなくなってしまう。また、取り憑いた電子機器が破損するとダメージを負う。
ここは鏡自体を攻撃されても平気なハングドマンと異なる。
サン
太陽のスタンド。
上三つとは微妙に異なるが、移動できる範囲を本体の上空付近に固定する事でパワーを上げている可能性が高い。
視覚共有機能が無い
大抵の遠隔操作型スタンドには標準装備されている「本体と視覚を共有する機能」を切り捨てたタイプ。
ゲブ神
水のスタンド。
盲目の本体の鋭敏な聴覚によって視覚が無い事を補っている。
射程が数kmとかなり長いため攻撃力は低いが、本体のンドゥールは首や目など弱点を狙って攻撃する事でこの弱点を克服している。
セックス・ピストルズ
本体と視覚を共有する機能はないが、スタンド自体には視覚がある上、スタンド同士はテレパシーで会話できる。
エアロスミス
戦闘機型のスタンド。
二酸化炭素を探知するレーダーを視覚の代わりに使う。
ビーチ・ボーイ
釣竿型のスタンド。
糸を通して竿に伝わる振動を視覚の代わりに使う。
紐状になって本体と繋がっている
紐状になることで、本体と繋がった状態を保ちながら遠くで活動することを可能にしているタイプ。
ハイエロファントグリーン
体を紐状にして本体と繋がることで、射程と火力を両立している。
遠隔操作型スタンドの中で最も古参。
ビーチ・ボーイ
釣り糸により本体と繋がっている。
釣り針の殺傷力自体は(心臓に引っ掛けないと相手を殺害できないということで)大したことないが、「支える」力は強く、作中では成人男性二人を同時に支えている。
ワイアード
七部の序盤に登場した、口内から伸ばした二本のワイヤーを操るスタンド。
ワイヤーで繋がっていることでパワーが増幅しているのか、馬一頭くらいなら軽々と持ち上げられる。
下はこのタイプに属している疑惑があるもの。
ハーミットパープル
念写能力を持つ茨型のスタンド。
本体の手と常に繋がっているが、攻撃力は大したことない。本体のジョセフが高齢なのが原因か。
距離に応じてパワーが変動する
遠隔操作が出来るうえ、本体との距離が近くなるにつれて攻撃力が上がるという特性があり、近距離パワー型と遠隔操作型の良いとこ取りをしている型破りなスタンド。
ハイプリエステス
鉱物に変身できるスタンド。
本体との距離が近くなればなるほど強力で巨大になっていき、最終的に海底にまで化けた。
ホワイトスネイク
人の記憶とスタンドをDISCにして奪う能力を持つスタンド。
射程距離20mの遠隔操作型スタンドだが、徐倫と対峙した際は「我がホワイトスネイクは遠隔操作のスタンド...だが今のここでは射程が数メートル.........100%のパワーとスピードが使える...」と発言している。
その直前にもアナスイとF.F.の体を同時に貫いて始末するなど攻撃力がかなり高い。