能力値
能力
- 発現すると全ての生物を6~7時間昏睡させて、近くの生物と魂を入れ替える。
- 魂を入れ替えてしばらくすると全生物の肉体と魂を別のものに変えていく。
- 精神を支配する能力を持ち、他者のスタンドを操ることができる。
- 全生物の精神を支配するため、それぞれの生物の頭の後ろに光の球が配置されている。これを破壊されるとチャリオッツ・レクイエムは消滅する。
- 今回は「チャリオッツ・レクイエムをもらう」場合を考えるので、シルバーチャリオッツに戻すことはできないものとする。
評価
有用性:☆☆☆☆☆
作中では本体のポルナレフが再起不能状態であること、一度死亡したことが重なり本体の制御下を離れていましたが、今回は五体満足で使う場合を仮定して、ある程度制御できるものとします。
参考に、ポルナレフが初めてこの能力に目覚めた時のこと(ディアボロに殺されておらず、まだチャリオッツ・レクイエムがポルナレフのスタンドである状態)を考えます。
この時、(暴走する前に矢を取り上げたからかもしれませんが)昏睡したのはポルナレフ以外の生物だけでした。よって、本体が健在の場合、本体は「昏睡・魂の入れ替わり・別のものへの変化」の対象にならないと考えます。
また、「昏睡・魂の入れ替わり・別のものへの変化」は本体の意思に関わらず自動で実行されるもの、「他者のスタンドを操る」能力については、本体の意思で自由に行使できるものとします。
こう考えていくと、このスタンドは一度発現したら最後、自分以外の全ての生物が別のものへと変わっていくのを見届けるだけの能力ということになります。
自分以外のスタンド使いが頭の後ろにある球を破壊してくれれば能力は解除されますが、この場合スタンドも消滅するため、一緒に本体も死亡します。(作中でポルナレフが無事だったのはすでにポルナレフのスタンドではなくなっていたから)
こんな能力、日常で役立てられるわけがありません。
安全性:☆☆☆☆☆
先ほど書いたように、このスタンドは全生物を別の存在に変えていくのですから、安全なわけがありません。
悪用性:★★★★★
このスタンドを悪事に使う場合、「全生物を6~7時間昏睡させて色々ひとしきり楽しんで、あとは世界が破滅に向かうのを見届ける」ということになります。
紛れもない悪用ではありますが、こんな事を望んでやるのはよっぽどの邪悪だけです。
自衛力:★★★★☆
このスタンドは、個々の生物の背後に光の球を配置することで全生物の魂を操る能力を実現しています。
これにより他者のスタンドを操ることができる上、実質的本体は球の方なので、腕をちぎり飛ばされようが銃で撃たれようが簡単に再生できます。
しかし、この仕組みゆえ、光の球を破壊されるとスタンドが即座に消滅するという弱点も存在。
発動からしばらく経てば、全世界の生物が別物に変わるので実質敵なしとなる反面、世界中にいるスタンド使いが一人でもこのカラクリに気付くと瞬殺されてしまうという弱さもあります。
自衛力は最高評価から1下げた4としておきます。
操作性:☆☆☆☆☆
この能力を簡単に説明すると、発動してしばらくすると自動で世界を破滅させる能力。到底操作できるものではありません。
総評
このスタンドが発現したら最後、「自分以外の生物が別物に変わっていくのを見届ける」か、「他のスタンド使いに倒されるか自殺でスタンドを消滅させる」かの地獄の二択が待っています。
グリーン・ディやヘビー・ウェザーが可愛く見えてくるぐらいのはた迷惑な能力で、絶対もらわない方がいい能力のひとつと言えるでしょう。
というわけで、チャリオッツ・レクイエムの総評は、Eです。
関連
【レクイエム化前】
【レクイエム】