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【元ネタ】木の枝を咥えさせて後頭部を踏みつけて殺害するスポーツ・マックス [アメリカン・ヒストリーX]

スポーツ・マックスが男に木の枝を咥えさせ、後頭部を踏みつけて殺害するシーンの元ネタは、映画『アメリカン・ヒストリーX』だと思われます。

『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』6巻

2:18~

 

白人至上主義者の主人公デレクが、トラックを盗もうとした黒人を殺害するシーン。

「縁石を噛ませて、後頭部を踏みつける」という凄惨な処刑方法が象徴的で、非常に有名です。

解説

アメリカン・ヒストリーX』は1998年アメリカのクライム映画。

主人公デレクは、父親を黒人に殺されたことで白人至上主義に傾倒するようになり、圧倒的なカリスマと暴力性でリーダーにまで上り詰めた男。

ある夜、自分の車を盗もうとした黒人を残虐な方法で殺害して刑務所に送られるが、この事件により組織の暴力性はさらに勢いを増し、デレクの弟も同じ道に進み始める。

 

しかしながら、3年後刑務所から出所したデレクは差別的思想を捨て去っていた。刑務所の中でのある経験が彼を変えていたのです。

彼の新たな目的は、自分と同じ暗闇に堕ちようとしている弟を救い出すことだった...という内容。

 

この映画の重要な点は、差別主義者のデレクを「根っからの悪人」としていないことです。

彼がなぜ差別主義者になったのか?その背景にある家庭環境や社会の歪みを丁寧に描いています。

差別の思想とは日常の隙間からじわじわと侵入してくるもので、「誰もが加害者になるかもしれない」というリアルな恐ろしさが感じられるのです。

 

また、この映画のテーマとして「憎悪の連鎖」というものがあります。

デレクは可愛がっていた弟にまで差別思想を伝播してしまいますが、そのデレクも父親から思想を受け継いでいて...と、誤った思想を継承し続けてしまっていたのです。

 

ジョジョ6部も個人的には「継承の欠陥」をテーマにしていると考えているので、作品全体に対して少なからず影響を与えていると思います。*1

 

重いテーマですが、人生で一度は観て損はない作品です。

関連

第6部 ストーンオーシャン 元ネタ一覧

 

 

*1:承太郎の「人の心に何かを伝えるというのはすばらしい事だ だが時として『カス』が残る 『恨み』というカスがな...」というセリフ、最終戦のプッチは「血統がジョースター家の弱点」と発言、プッチとウェザーの運命を変えたのは因習として残っていた黒人差別など